...車の窓を密閉状態で走行すると、窓からの風切音が減ります...
...肩で風切る武士(さむらひ)の腰の物に...
石川啄木 「菊池君」
...肩で風切る武士の腰の物に...
石川啄木 「菊池君」
...)かれその天の日矛の持ち渡り來つる物は、玉(たま)つ寶(たから)といひて、珠二貫(つら)七、また浪(なみ)振(ふ)る比禮(ひれ)、浪(なみ)切(き)る比禮、風振る比禮、風切る比禮八、また奧(おき)つ鏡、邊(へ)つ鏡九、并はせて八種なり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...また浪振る領巾(ひれ)・浪切る領巾・風振る領巾・風切る領巾・奧つ鏡・邊つ鏡...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...河岸のあたりを肩で風切る紳士らの常ならぬ雑沓を...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...胸の羽毛は斂(おさ)めた翼の風切(かざき)りの上へまでぱらぱらとかぶさる...
高村光太郎 「木彫ウソを作った時」
...背中の蓑毛と胸の羽毛の下からこの風切りが...
高村光太郎 「木彫ウソを作った時」
...閉じた翼の風切りのさきは左右あまり強く交叉せず...
高村光太郎 「木彫ウソを作った時」
...風切りの黒と、尾羽根の黒との間にちらちらと、下尾筒(したびとう)の雪白の毛が隠見する...
高村光太郎 「木彫ウソを作った時」
......
武田祐吉 「古事記」
...風切る音を立てて打込んだ...
直木三十五 「南国太平記」
...鳩の風切羽(かぜきりば)か...
中里介山 「大菩薩峠」
...相馬街道相馬(さうま)街道の馬追(うまおひ)さんは肩で風切つて南へ通る未通娘(をぼこむすめ)はおぼろに紅い咲いた桜もおぼろに紅い田甫烏(たんぼからす)か馬追さんは未通だまして二度来てくれぬ相馬街道の馬追さんよ未通娘に何に変ろ...
野口雨情 「別後」
...わずかに残っている風切羽で山のほうへばさばさと飛んで行った...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...肩で風切る精神病医は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...風切る音をふるはせて...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...羅傘(らさん)さんさん銅鑼(どら)どんどん肩で風切る病関索(びょうかんさく)(楊雄のアダ名)も惚れた女房は 斬りよもないよ惚れた弱味じゃぜひもない和尚ヌクヌク頭陀(ずだ)ポカポカ如法闇夜(にょほうあんや)の玉門(ぎょくもん)じゃものいちど潜(くぐ)れば 忘られないよ泳ぐ血の池 ぜひもない町の酒場の妓(おんな)も唄う...
吉川英治 「新・水滸伝」
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