...今迄は風の子もなかつたが...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...風の子の子供達にさえ索漠としておちつかない気持を与える...
岩本素白 「こがらし」
...わたしたちはやはりあのヒースと風の子でありたい...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...・いぬころ草もほうけてきたまた旅に出よう・赤い花が白い花が散つては咲いては土用空・夕焼ふかい蜘蛛の囲でさけぶ蝉あはれ暮れると風が出た月の出を蚊帳の中から・あすの水くんでをく棗はまだ青い夕空・何はなくとも手づくりのトマトしたゝる・ほつと眼がさめ鳴く声は夜蝉・身のまはりは雑草つぎ/\に咲いて・風の子供はかけまはる風八月四日雨もやみ風もおちた...
種田山頭火 「行乞記」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...空も吹きぬく風の子は男空も青々からりと晴れた鯉の吹きながし天へのぼれ...
野口雨情 「未刊童謡」
...むつは風の子を兩手でぴしゃぴしゃ叩いてやりました...
林芙美子 「クララ」
...当分私は風の子供だ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...只之が結果として知るべきは長子元協を生みし新婦御園氏の離別と京坂間をさまよひ歩きしことゝ数年間家に籠居せしことゝ仕籍を脱し叔父春風の子代りて元鼎春水の嗣となりしことのみ...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...その時にそこいらに立っていた二三人の丁稚(でっち)風の子供が...
夢野久作 「暗黒公使」
...風の子のような元気な小僧がありました...
吉川英治 「江戸三国志」
...寒さを知らない伊吹山の麓の風の子たちが...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...よいか!」火の粉・風の子大竈(おおかまど)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...きょうはわしの歓びの日だ」彼は風の子のようにぷいと庭へ出てしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...五「オオ寒!」風の子のように...
吉川英治 「親鸞」
...風の子か...
吉川英治 「宮本武蔵」
...大蔵とちがう道をえらんで風の子みたいに丘から駈けだした...
吉川英治 「宮本武蔵」
...何処へ行っちまったんでしょう」「伊織(いおり)か」「いくら子供は風の子だって...
吉川英治 「宮本武蔵」
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