...風が吹くと触れ合う程度に近くつるすと...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...草のまるで生えていない砂地で――防風みたいな草が若干あったが食って見たら苦かった――風が吹くとこまかい砂が食器やコットの中に舞いこんで弱ったが...
石川欣一 「比島投降記」
...一陣(ひとしきり)風が吹くと...
泉鏡花 「婦系図」
...そこは港が浅くってその上西風が吹く時分は波が高いのでその後高浜という漁村に新しく港を築いて...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...しゆう/\として風が吹く...
種田山頭火 「其中日記」
...さみしくも風が吹く...
種田山頭火 「其中日記」
...春になったら春風が吹くでしょう...
種田山頭火 「三八九雑記」
...我はもや石とならむず 石となりて つめたき海を沈み行かばや氷雨降り狐火燃えむ 冬の夜に われ石となる黒き小石に眼(め)瞑(と)づれば 氷の上を風が吹く われ石となりて轉(まろ)びて行くを腐れたる魚のまなこは 光なし 石となる日を待ちて吾がゐるたまきはる いのち寂しく見つめけり つめたき星の上に獨りゐて今迄和歌を作つたことのない私が...
中島敦 「かめれおん日記」
...風が吹くので冷たい...
長塚節 「十日間」
...妙に生温かい風が吹くと思ったら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――明日は明日の風が吹くから...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...秋風が吹くといふ所に作者が強くあらはれて抒情詩の一体を成すのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...それを何の配合物も無く「レールの上に風が吹く」などゝやられては殺風景の極に候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...きりぎりすは昼間もなくが、風が吹くとなく...
室生犀星 「螽※[#「虫+斯」、第3水準1-91-65]の記」
...今までの事はどこを風が吹くかという落附きぶりを見せながらアダリーは両手を胸に当てて最敬礼をしいしい立去った...
夢野久作 「冥土行進曲」
...わたしの窓の硝子(がらす)ごし風が吹く...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...ことに富士のよく晴れる季節の秋から冬にかけてはこの伊豆西海岸には殆んど毎日西風が吹くために...
若山牧水 「樹木とその葉」
...流石に冷たい風が吹く...
若山牧水 「岬の端」
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