...顴骨が高い(ほっぺたが出っ張っている)人は、沈着冷静で信頼できると思われることが多い...
...彼は顴骨を痛め、しばらくの間食事ができなかった...
...顴骨を整形手術で削って小さくすることもできる...
...アンバランスな顴骨のために、口内炎ができやすいという人もいる...
...この美容クリームは、顴骨周りのたるみを改善する効果があると宣伝されている...
...その上顴骨(けんこつ)が高い...
芥川龍之介 「孤独地獄」
...職業の問題があったのかも知れないな」栄介は憮然として顴骨(かんこつ)のあたりを押えた...
梅崎春生 「狂い凧」
...顴骨(けんこつ)の筋肉を硬(こわ)ばらせながら...
海野十三 「電気風呂の怪死事件」
...顴骨(かんこつ)も出ていない...
高村光太郎 「九代目団十郎の首」
...その顴骨(くわんこつ)が突出た顔を私とおみくじ屋とへかはるがはる向けて...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...顴骨(かんこつ)がひっこんでて...
田中貢太郎 「涼亭」
...まことに能は、われ/\同胞の男性の美を最高潮の形において示しているので、その昔戦場往来の古武士が、風雨に曝された、顴骨の飛び出た、真っ黒な赭顔にあゝ云う地色や光沢の素襖や大紋や裃(かみしも)を着けていた姿は、いかに凜々しくも厳かであっただろうか...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...窶(やつ)れた頬に顴骨が目立ってきて顔附を変にくずしていたが...
豊島与志雄 「生あらば」
...顴骨(かんこつ)から下がぐっと落ちこんで...
中島敦 「斗南先生」
...鼻も顴骨(くわんこつ)も高く顎(あご)が開いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...顴骨がうんととびだし...
久生十蘭 「だいこん」
...頬が凹んでその上に突起した顴骨...
北條民雄 「続癩院記録」
...顴骨の目立つ大きな顔...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...顴骨(かんこつ)の張った痩身(そうしん)の男が控えていた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...顏も顴骨(くわんこつ)が稍出張つてゐるのが疵であるが...
森鴎外 「ぢいさんばあさん」
...顴骨(かんこつ)ばかり尖り...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...角(かく)ばッた顴骨(かんこつ)と鋭い眉宇(びう)をそなえてもいる...
吉川英治 「江戸三国志」
...その顴骨(かんこつ)や...
吉川英治 「平の将門」
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