...彼女の声が顫動しているのがわかる...
...震えるような顫動が起こって、機械が停止した...
...顫動は、人の声や感情を表す場合もある...
...彼は顫動しながら、熱弁を振るった...
...神経質な彼女は、ちょっとしたことで顫動してしまう...
...肉體中(からだぢゅう)が顫動(ふるへ)るわい...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...苦しげな顫動をするのみだ...
ボードレール 富永太郎訳 「芸術家の告白祈祷」
...顫動(せんどう)し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いたはし顫動(ふるへ)にふるひます...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...繖形花顫動((さんけいくわせんどう))...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...そんなら神を僕の前に連れて来て見せてくれるが好い」兄さんの調子にも兄さんの眉間(みけん)にも自烈(じれっ)たそうなものが顫動(せんどう)していました...
夏目漱石 「行人」
...そこには一種のアイロニーが顫動(せんどう)していた...
夏目漱石 「明暗」
...俺の生活は下らない感覚の顫動の為に攪乱(かうらん)されるやうな...
平出修 「公判」
...この二人の中で和音をして顫動してゐるものは...
堀辰雄 「Ombra di Venezia」
...それは手のなかに咲いてゐる花であり、炎であり、鋭い矢であり、思考の地平線であり、魂の顫動である...
堀辰雄 「クロオデルの「能」」
...下からぴりぴり響いて来る機関の顫動(せんどう)にも気を取られなくなった...
本庄陸男 「石狩川」
...これを頭脳に伝える神経はこういう瞬間にも注意とその適当な顫動の機会とを要求しているものと...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...異常な力が一閃迸り出て他の一切の顫動を打負かし...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...まだその緊張の顫動(せんどう)はのこっているというわけなのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...異様なエレクトリックの顫動(せんどう)をかんじると同時に...
室生犀星 「幻影の都市」
...声は無いが、強烈な、錬稠せられた、顫動してゐる、別様の生活である...
森鴎外 「花子」
...絶えずビクビク……ビクビク……と顫動(せんどう)しているだけであった...
夢野久作 「戦場」
...我々の心に鋭い顫動(せんどう)を呼び起こしはしないか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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