...どうか世間の事なぞ顧みないで...
石川三四郎 「蒼馬を見たり」
...顧みてほんの短い時日にしか思われぬのが不思議である...
上村松園 「余齢初旅」
...顧みる七十年の夏木立草刈の顔は脚絆(きゃはん)に埋(うず)もれて七月十日 句謡会...
高浜虚子 「六百句」
...彼等は先づ此の黨人の獵官心を抑制するに於て如何なる手段方法をも顧みざるに至れり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の動もすれば行政機関を過大に拡張して国費の膨脹を顧みざる傾向ある如きは其の一なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...顧みて、私一個のことを云う...
豊島与志雄 「故郷」
...山田の方を顧みた...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...誰にも顧みられませんでしたが...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...集団が集団みずからを顧み覗き込むために彼らはガラスをもったといえるであろう...
中井正一 「壁」
...数千の軍中よりただ一人選抜された名誉は顧みぬとしても...
新渡戸稲造 「自警録」
...彼武家時代に於ける公卿縉紳の徒に王朝の盛時を顧み醉生夢死し...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...辰男も書物を措(お)いて屡々(しばしば)その方を顧みた...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...入れもしないのに早く来て、それを誇りに思う心持も微笑まれるし、暑かろうが寒かろうが、小門から出入する気などは毛頭起さず、ひたすら、小使が閂を抜いてさっと大門を打ち開くのを今か今かと、群れて待ち焦れている心持は、顧みて今、始めていとしさが分る...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...私に自分の経て来た道というものをおのずから顧みさせ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかし私自からを顧みていえば...
柳宗悦 「民藝四十年」
...また情誼(じょうぎ)とを顧みて...
吉川英治 「三国志」
...けれど勝頼はその総勢を顧みて...
吉川英治 「新書太閤記」
...なお顧みて安んじきれないものがあろう...
吉川英治 「新書太閤記」
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