...諸弟子を顧みて曰...
芥川龍之介 「骨董羹」
...あたかも世界の列強が現代まで民族的に久しく争い続けて来たと同一事実である事を顧み...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...顧客に臨みつつあるのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...顧みれば、御鉢火口の反対側は、全く濃霧にとざされている...
豊島与志雄 「高千穂に思う」
...彼はなお自分の王位を光にさらして顧みなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...米友はそれを顧みず...
中里介山 「大菩薩峠」
...塔橋を渡って後(うし)ろを顧(かえり)みたら...
夏目漱石 「倫敦塔」
...親分」岩松は番所の隅に小さくなつて居る弟の新吉を顧み乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一般に伊香保の愛顧者は温健な婦人に多い...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...私の顧客をご存知で...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...グリフォンの方(はう)を顧(かへり)みました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...その相談相手の中(うち)には一人も爺いさんの法律顧問になってくれるものがなかったので...
森鴎外 「雁」
...おおむねこれを顧(かえり)みなかった...
柳田国男 「海上の道」
...後ろを振顧(ふりかえり)りましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
...其時(ソノトキ)、座ノ一人、顧ミテ盗ニ曰ク...
吉川英治 「三国志」
...世々の御恩顧もうち忘れ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...蓮忍はその体(てい)をふしぎそうに見ていたが――自分にもあった少年の日の感傷を顧(かえり)みて...
吉川英治 「源頼朝」
...栄華の閥(ばつ)は一顧(こ)も与えなかった...
吉川英治 「源頼朝」
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