...何処(どこ)を故国と頼むべき無き猶太(ユダヤ)民族と成り果てた事を顧みざるものである...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...まさかの時節(とき)に内顧の患(うれい)のないようにするのは...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...顧ふに立憲政治の創設は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...内閣は常に軽佻驕傲にして責任を顧みず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そんなことは殆んど顧慮しなかった...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...祖先の恩顧人心の義侠に訴えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...咄嗟(とっさ)の機が過ぎて、頭が冷やかに働きだした時、過去を顧みて、ああ言えばよかった、こうすればよかったと後悔する...
夏目漱石 「三四郎」
...其他を顧みぬ女の心理状体として...
夏目漱石 「それから」
...そこからすべての問題を考えるという如きことは顧みられなくなった...
西田幾多郎 「デカルト哲学について」
...山崎家の民政顧問格におり...
服部之総 「志士と経済」
...顧客や行員がひっきりなしにやってきます...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...将軍や顧問官はウイスト(四人でする一種の賭け骨牌)を試みていた...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...オイ」伴ってきた弟子たちを顧みて助六は...
正岡容 「寄席」
...登攀を回顧させるほど特別なものではなかった...
松濤明 「再び山へ」
...十五年たったきょう顧みれば...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...顧みれば、左右の腕とも頼んでいた中川瀬兵衛、高山右近もすでに敵の招降に従って、伊丹(いたみ)の運命は見離されていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...玄明などの幕僚をふり顧(かえ)って...
吉川英治 「平の将門」
...何処にもおられん」急に人々は顧み合った...
吉川英治 「日本名婦伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??