...世界に類例のないことであろうと思うのであります...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...恐らく幼時の類例のない印象が...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...さて買はないことにきめた時の私の顔は世にも類例のない寂しいもののさうである...
土田杏村 「私の書斎」
...これは学者としてほとんど類例のないことだという...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...おもしろいというだけではなくて世界にまだ類例のない新しい芸術ができるであろうということである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...世界に類例のない滑稽な姿で...
中井正一 「大衆の知恵」
...彼らに世界に類例のない不可解な性格を出現している...
中井正一 「大衆の知恵」
...世界に類例のない「茶の湯」といふヱチケツトを作つた日本人...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...ほかに類例のない不思議な味をもっている...
中谷宇吉郎 「母性愛の蟹」
...驚異的に類例のないものであった...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...世界の文学にも類例のない程のもので...
平林初之輔 「乱歩氏の諸作」
...わが国では刀剣鍛冶の技術が他国に類例のない優秀な発展を遂げたのも...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...又は非凡人の最期にも類例のない……同時に如何なる喜悲劇...
夢野久作 「近世快人伝」
...まことに古今に類例のない恐ろしい心境を脚色し...
夢野久作 「二重心臓」
...世界で類例のない独立国を造っていた...
横光利一 「上海」
...世界に類例のない...
横光利一 「我等と日本」
...世界に類例のないほど豪壮な街路樹ではないか...
和辻哲郎 「城」
...他に類例のない感じを賦与(ふよ)しているのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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