...皆われらの悲しさを忘れさせる傀儡(くぐつ)の類いにほかならぬ...
芥川龍之介 「邪宗門」
...かくてぞ人のくらいは類いなきしるしなるらん...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...右顧左眄して順応に汲々としている或る種の文化論者の類いである...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...それだけが身上かと思われるような類いの人間であった...
豊島与志雄 「作家的思想」
...多分にロマンチックな傾向を有する類いである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...アメリカの映画俳優に手紙を送ったりする類いの恋愛心理である...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...狐狸(こり)の仕業という類いかもわかりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...『大体は』などという類いの文句をやたらに撒きちらした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...見たところ全然類いのない顔で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...骨董品くらいを貰ってホクホクしているのを能とした類いも少なくないが...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...質問は隠語の類いだろうと見た...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...あなたの好きな怪奇小説の類いです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...またしても「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏」といいだしたりする類いに...
正岡容 「我が圓朝研究」
...赤だ」と言うデマ政治家の類いでしょう...
三好十郎 「好日」
...こういう類いの問題について後年...
山本周五郎 「青べか物語」
...「どこそこの誰かは臭いめしを食ったことがある」などと云う類いで...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...三ツ目小僧や南蛮(なんばん)渡りの鳥類の類いが珍らしいという意味ではない...
吉川英治 「剣難女難」
...有職故実(ゆうそくこじつ)の類いも...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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