...彼女の行動によって、私の判断が完全に顛倒した...
...インターネットの登場によって、ビジネスが顛倒してきた...
...彼の発言によって、今までの常識が顛倒した...
...彼女の異常なまでの執念心は、常人にとっては顛倒したものだった...
...彼の急な辞表提出は社内の秩序を顛倒させた...
...今はもう気も顛倒してしまった彼は...
モオパッサン 秋田滋訳 「親ごころ」
...或は御話の順序を顛倒致したかも知れません...
芥川龍之介 「地獄変」
...觀ずるものは人生の起伏する波濤のなかに顛倒し...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...身體(からだ)ごとくる/\と顛倒(てんだう)して(まは)る處(ところ)へ...
泉鏡太郎 「一席話」
...京伝作と巻尾の署名順を顛倒(てんとう)さした...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...博士を背負ったまま派手に顛倒した...
海野十三 「地球発狂事件」
...正邪顛倒し、善惡處をかふるも、亦己むを得ざる也...
大町桂月 「狹山紀行」
...いずれも皆「顛倒(てんどう)の衆生(しゅじょう)」であります...
高神覚昇 「般若心経講義」
...「顛倒」も「夢想」も同じことで...
高神覚昇 「般若心経講義」
...老人の気を顛倒させることを恐れたのと...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「無駄骨」
...どないしてええのんか顛倒(てんとう)してしもてると...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...始めて天下の人心を奔競(ほんきょう)顛倒(てんとう)せしむる活力ある警句となりしなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...シナにたいするロンドンとニューヨークの地位を顛倒(てんとう)するという見通しの点で...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...雪の上へあお向けに顛倒すると...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...卒然として價値の顛倒が齎された...
森田草平 「「青白き夢」序」
...本末顛倒(てんとう)としか思えなかった...
山本周五郎 「風流太平記」
...顛倒(てんとう)の中にも...
吉川英治 「三国志」
...軽重の顛倒(てんとう)もまたはなはだしい...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??