...彼女の行動によって、私の判断が完全に顛倒した...
...インターネットの登場によって、ビジネスが顛倒してきた...
...彼の発言によって、今までの常識が顛倒した...
...彼女の異常なまでの執念心は、常人にとっては顛倒したものだった...
...彼の急な辞表提出は社内の秩序を顛倒させた...
...「顛倒」も「夢想」も同じことで...
高神覚昇 「般若心経講義」
...まるですっかり気が顛倒(てんとう)していることが分かった...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...看よ看よ欧州将来の歴史には必ずかの帝王宰相らをして狼狽(ろうばい)顛倒(てんとう)せしむるの一大革命あるべし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...実に顛倒(てんとう)したりしなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...又之れを顛倒するを得べからず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...僕はもう……心が顛倒したというか...
豊島与志雄 「或る素描」
...自分から二歩と離れないこの道の砂を踏んでゆく!」彼は気が顛倒していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...主客が顛倒したように...
中里介山 「大菩薩峠」
...顛倒したのも無理のないことです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...あまりの事に顛倒して...
野村胡堂 「九つの鍵」
...俄(にはか)の捕物に顛倒して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いづれも不意の事件に顛倒してゐるだけで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...臓腑(ぞうふ)が顛倒(ひッくりかえ)るような苦しみ...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...大正末から昭和初頭の寄席不況時代も大阪の落語界はかなりに殷賑(いんしん)をきわめていた(事変後急に漫才を重点的に起用しだしてからこの東西の位置は顛倒(てんとう)しだし...
正岡容 「わが寄席青春録」
...ヨオロッパではこの自然的順序は顛倒され...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...人と制度との主客関係を顛倒(てんとう)し...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...なお顛倒されたことのない丞相が……?」「程...
吉川英治 「三国志」
...矢張(やは)り気が顛倒(てんとう)したものか...
蘭郁二郎 「鉄路」
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