...彼女の行動によって、私の判断が完全に顛倒した...
...インターネットの登場によって、ビジネスが顛倒してきた...
...彼の発言によって、今までの常識が顛倒した...
...彼女の異常なまでの執念心は、常人にとっては顛倒したものだった...
...彼の急な辞表提出は社内の秩序を顛倒させた...
...文字通りの顛倒(オーヴァスロー)である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...京伝作と巻尾の署名順を顛倒(てんとう)さした...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...博士を背負ったまま派手に顛倒した...
海野十三 「地球発狂事件」
...七十万ポンドはなくなってしまったのだ!第三十三章 首魁の没落この世の中にこれほどの顛倒は決してなかった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...性の顛倒は之あるは...
高木敏雄 「比較神話学」
...多少順序は顛倒(てんとう)するようですが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...左右顛倒(てんとう)の事実は別として顔の大きさというものに対しても正当な観念を得る事はおそらく非常に困難だろうと思われだした...
寺田寅彦 「自画像」
...看よ看よ欧州将来の歴史には必ずかの帝王宰相らをして狼狽(ろうばい)顛倒(てんとう)せしむるの一大革命あるべし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...顛倒(てんとう)してしまいました」「この騒ぎはいま始まったことだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...これ冠履顛倒(かんりてんとう)で...
中里介山 「大菩薩峠」
...するとすぐ顛倒(てんとう)して妙な事を云うよ」「君のようないたずらものに逢っちゃ叶(かな)わない」「どっちがいたずら者だか分りゃしない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...この発見の驚きのほうが彼らを顛倒させたに相違ない...
牧逸馬 「運命のSOS」
...これ一心顛倒するに因ってかかる事あり...
南方熊楠 「十二支考」
...惟光(これみつ)は源氏の病の重いことに顛倒(てんとう)するほどの心配をしながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この上下の位置が顛倒(てんとう)したのが一つの起因である...
柳宗悦 「工藝の道」
...玄四郎は前のめりに顛倒(てんとう)しながら...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...果(はて)は我れを忘れて其中(そのなか)へ突き入(い)つて共に顛倒(てんだう)し共に混迷したいやうな気持になるのは何(ど)う云ふ訣(わけ)であらう...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...軽重の顛倒(てんとう)もまたはなはだしい...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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