...彼女の行動によって、私の判断が完全に顛倒した...
...インターネットの登場によって、ビジネスが顛倒してきた...
...彼の発言によって、今までの常識が顛倒した...
...彼女の異常なまでの執念心は、常人にとっては顛倒したものだった...
...彼の急な辞表提出は社内の秩序を顛倒させた...
...格闘中同人が卓子(テエブル)と共に顛倒するや否や...
芥川龍之介 「首が落ちた話」
...石燈籠(いしどうろう)の顛倒(てんとう)によつて兒童(じどう)の壓死者(あつししや)を出(だ)すことが珍(めづら)しくない...
今村明恒 「地震の話」
...藥品(やくひん)の中(うち)には容器(ようき)の顛倒(てんとう)によつて單獨(たんどく)に發火(はつか)するものもあれば...
今村明恒 「地震の話」
...顛倒せざる以前に...
太宰治 「右大臣実朝」
...あまりの事に顛倒(てんとう)し...
太宰治 「東京八景」
...主客顛倒を警告しているのである...
辻潤 「自分だけの世界」
...自分が女の魂を顛倒させ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...又之れを顛倒するを得べからず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...が――すっかり顛倒(てんとう)しているらしいぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お百合の死んだ驚きと悲しみに顛倒(てんとう)して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すつかり顛倒(てんたう)して了つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二人はあまりの事に顛倒(てんだう)して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...顛倒したうちにも...
野村胡堂 「流行作家の死」
...称揚する所の句と指斥(しせき)する所の句と多くは彼此(ひし)顛倒(てんとう)せり...
正岡子規 「俳句の初歩」
...したがって一つの価値顛倒(てんとう)を一般に向って要求する...
柳宗悦 「工藝の道」
...しかし先刻から顛倒(てんとう)している心気は頓に鎮まらず...
山本周五郎 「其角と山賊と殿様」
...自分でも気づかなかったが、あの夜、高雄に闇討をしかけて、顛倒したとき、ふいに喀血(かっけつ)したという...
山本周五郎 「つばくろ」
...気が顛倒(てんとう)しておりましたせいか一々記憶に止まっておりません...
夢野久作 「少女地獄」
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