...金(きん)とを願い出ました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「はだかの王さま」
...雇人が続々と暇を願い出ました...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...村長たちから農商務省へ願い出る...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...三好家では驚いて代代幡署(よよはたしょ)へ荻原の捜査方(そうさかた)を願い出た...
田中貢太郎 「位牌と鼠」
...要するに公爵夫人(こうしゃくふじん)がわたしの母に庇護(ひご)してもらいたい旨(むね)を願い出たものだった...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...ここを深く相考うべきこと頭(かしら)たる者よくよく心をつけもはや縁辺願い出で候節吟味(ぎんみ)を遂ぐべきことに候...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...公儀のお許しを願い出ようという時...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...改めて家督相続を願い出で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まず私は、皇帝に、長さ二フィート、太さ普通の杖ほどの棒を取り寄せていたゞきたい、と願い出ました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...彼はヴォーケ夫人に三階に移転することを願い出たうえに...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...まじめにやるつもりなら願い出るがいい...
山本周五郎 「さぶ」
...かれは江戸へのぼって昌平黌(しょうへいこう)へ入学することを願い出た...
山本周五郎 「新潮記」
...柳橋はあの火事のあとで地元から願い出ていたのが...
山本周五郎 「柳橋物語」
...なろう事なら先生のお力でこの上警察に呼ばれぬようにお願い出来ますまいか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...……おそろしいやつ)という呟きは、吉宗がいつか、藪八を前においてもらした腹の底からの嘆息だったが、突(とつ)として、昨日(きのう)は、その越前守からも、もう一度、吹上において、御拝顔を得たいと、願い出て来た...
吉川英治 「大岡越前」
...そして秀吉を通じて信長へ、「何とぞ、お怒りを解かれて、小寺家の跡目を、その遺子に相続なすべきことを、ご聴許(ちょうきょ)下しおかれますように」と、再三願い出たが、どうしても信長の許すところとならなかった...
吉川英治 「黒田如水」
...厚顔(あつかま)しいお取なしを願い出...
吉川英治 「剣難女難」
...その由を願い出で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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