...人類としての平等観を顕揚するものである...
石川三四郎 「社会的分業論」
...棺を蓋(おお)うて定まる批評は燦爛(さんらん)たる勲章よりもヨリ以上に沼南の一生の政治的功績を顕揚するに足るものがあった...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...聖徳太子の日本美顕揚の御遺蹟は現に大和法隆寺に不滅の光を放っている...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...そもそも日本美の顕揚という事は決して日本の特殊美を以てのみ世界に臨もうとするのではないという事を十分注意すべきである...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...いよ/\肇国の精神を顕揚し...
種田山頭火 「松山日記」
...機に応じてますます顕揚せらるべきものなりとせば...
津田左右吉 「仏教史家に一言す」
...内容の容積――性格――の顕揚をこそその使命とする筈であったから...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...却って顕揚されることは云うまでもない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...国体を顕揚するために財産私有者の巨頭達を××××を考え付いたからだ...
戸坂潤 「社会時評」
...本書は『数学教育の根本問題』や『数学史研究』『数学教育史』を貫く根本精神の顕揚に資するために存在する...
戸坂潤 「読書法」
...価値の顕揚されたものについて言うのである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...日本の学術を弘く顕揚し...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...舅に就いて学問甚だ通じければ会(え)を作(な)してその美を顕揚せんと一弟子を波羅奈国に遣わし輔相に謀り会資として珍宝を得んとす...
南方熊楠 「十二支考」
...予の目ざすのはかくのごとき永遠に現在なる生命の顕揚である...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
...永遠に現在なる価値の世界の力強い顕揚である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...この事は個性の没却ではなくしてかえって個性の顕揚を意味する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...」この覚悟が日本人たる道元において顕揚せられたことは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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