...奈何(どう)も其処だテ――』『何が?』『主筆は十月一日に第一回編輯会議を開く迄に顔触れを揃へる責任を受負つたんで...
石川啄木 「札幌」
...容疑者の顔触れががらりと変るんではないかね」「すると君は...
海野十三 「地獄の使者」
...顔触れの揃ったのを知ると...
海野十三 「地獄の使者」
...前回と同じ顔触れの鈴江...
海野十三 「電気看板の神経」
...やがて顔触れが揃った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...一座の顔触れは、ヴイクトル・ユウゴウ、そのお弟子で始終赤いシヤツを着て、仏蘭西のロマンチストは自分で御座ると言つた風に、胸をそらして巴里(パリー)の町を濶歩してゐたテオフイユ・ゴオテエ、それからそのころずつと巴里に滞在してゐた露西亜のツルゲネエフといつたやうな人達だつた...
薄田泣菫 「茶話」
...そしていつも定った顔触れの...
高見順 「如何なる星の下に」
...その全部の顔触れに異存があるかないかを...
谷譲次 「踊る地平線」
...俳優の顔触れも寂しかったし...
徳田秋声 「仮装人物」
...相もかわらぬ俳優の顔触れや出しもので...
徳田秋声 「縮図」
...――それに、もう一つ言っておくが、お島が『疾風』の手引だったところで、筋違見附か浅草御門の見附、橋々の番所の目をかすめて、どうして夜明け前に家へ帰れるんだ」「なるほどね」平次はガラッ八に説明しながらも、忙(せわ)しく立ち働いて、店の内外、奉公人の顔触れ、喜代松の斬られた場所など、残る隈なく捜し廻り、それから主人始め一同を、一人一人訊ねてみましたが、相変らず何の掴みどころもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何時(いつ)も同じ顔触れになって...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...その顔触れを見ると...
久生十蘭 「魔都」
...その顔触れは大体において変化を見ない...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...それに故伯龍の珍しい顔触れで「屋代騒動」の後半を聴くこと間もなく酔中...
正岡容 「わが寄席青春録」
...御覧に入れたいのはお客様の顔触れで――」と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...実はそれぞれ本職があって当時知名の顔触れ...
山本笑月 「明治世相百話」
...今夜斬りし三人の顔触れを見給はゞ奈美殿の清浄潔白は証明(あかし)立つ可し...
夢野久作 「白くれない」
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