...彼はそのグループの顔役だ...
...彼はこの仕事の顔役だ...
...あの店の店長はその店の顔役だ...
...彼は非常に有力な政治家であり、その政党の顔役でもある...
...彼はそのイベントの顔役になる...
...江戸中の顔役が集まって裁きをつけたりしたことがあったと言う...
高村光太郎 「回想録」
...町内の顔役たちは女房に寝物語してひそかにわが家の内福に安堵(あんど)するというような有様であった...
太宰治 「新釈諸国噺」
...顔役はやがて事情を聞いて驚き...
太宰治 「新釈諸国噺」
...土地の興行界の顔役や請負師らしい男が五六人頭をそろへてゐるなかに...
徳田秋声 「のらもの」
...土地の顔役でもあって...
徳永直 「白い道」
...相当な顔役らしく思えました...
豊島与志雄 「水甕」
...附近の顔役の総動員によっての...
中里介山 「大菩薩峠」
...土地の顔役で、江戸生れのお爺さん、江戸鮨(えどずし)の孫娘に生れた静枝は、直江津(なおえつ)までしか汽車のなかった時分の、偉い女役者が乗込んで来た日の幼かった自分の事も、あの、日本海の荒海から流れ込んでくる、万代橋の下の水の色とともに目にうかべ、思い出していた...
長谷川時雨 「市川九女八」
...ちょいとした顔役になっちょる者が多いけ...
火野葦平 「花と龍」
...だからちょぼ一仲間では相当な顔役にもなっているし...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...町内の顔役揃いだったから...
水上滝太郎 「遺産」
...今日は落窪の実行組合の顔役衆のところへ談じこむんだと言って出かけやしてね...
三好十郎 「樹氷」
...誰か親切で頭のいい顔役が一人...
柳田国男 「故郷七十年」
...島によっては村のいちばんの顔役という所もある...
柳田国男 「故郷七十年」
...そうして「大蝶」という顔役を背景にした船長が...
山本周五郎 「青べか物語」
...顔役屋根屋弥吉などの肝煎りでひと夏にぎやかに興行...
山本笑月 「明治世相百話」
...すると又それを聞いた直方(のうがた)の顔役が十円札を一枚投出してくれたので...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...土地(ところ)の顔役(かおやく)が...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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