...彼はそのグループの顔役だ...
...彼はこの仕事の顔役だ...
...あの店の店長はその店の顔役だ...
...彼は非常に有力な政治家であり、その政党の顔役でもある...
...彼はそのイベントの顔役になる...
...顔役は笑い、「なんだ、たかが七、八十両の借金で、先代からのこの老舗(しにせ)をつぶすなんて法は無い...
太宰治 「新釈諸国噺」
...N君のお家へ遊びに来られた顔役の人たちだつて...
太宰治 「津軽」
...村の顔役が集(たか)つて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...元は土地の顔役の経営に係るある大看板の分れで...
徳田秋声 「縮図」
...相当な顔役らしく思えました...
豊島与志雄 「水甕」
...土地の顔役らしい男がいかにも事あり気に彼方此方(かなたこなた)と歩き廻っていた...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...その界隈の顔役であることは...
中里介山 「大菩薩峠」
...土地の顔役といざこざが出来...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...吉田磯吉をはじめ、友田喜造、江崎満吉、ドテラ婆さん、その他、うるさい親分衆、顔役、暴力団のたくさんいる街として、夫金五郎も、若松を敬遠していたが、マンも同様に、若松を、あたかも、猛獣の棲んでいるジャングルみたいに考えていた...
火野葦平 「花と龍」
...だからちょぼ一仲間では相当な顔役にもなっているし...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...顔役として坐っていた...
宮本百合子 「狐の姐さん」
...御小人目付、御作事奉行、御勘定方、御顔役、御右筆、その他諸勢、甲冑に身をしめて小手臑当(すねあて)、陣羽織、野山を埋め、えいえいどっと押出せば、勇ましかりける次第なり...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...すると又それを聞いた直方(のうがた)の顔役が十円札を一枚投出してくれたので...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...しめたと町内の顔役からほんの二刻ばかり...
吉川英治 「醤油仏」
...中での顔役は理窟を云って諭(さと)している...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...土地(ところ)の顔役(かおやく)が...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...われわれの世話になっている土地(ところ)の顔役が」「あいや...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...いい開きはそれがしが十分いたしますゆえ」「黒白(こくびゃく)は分りきっていますが、何分にも、土地の役人のうちには、顔役などと、かなり親しいものもいないではありませんから」そうこうしているうちに、為と四、五人の職人がもどって来た...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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