...彼はそのグループの顔役だ...
...彼はこの仕事の顔役だ...
...あの店の店長はその店の顔役だ...
...彼は非常に有力な政治家であり、その政党の顔役でもある...
...彼はそのイベントの顔役になる...
...顔役は笑い、「なんだ、たかが七、八十両の借金で、先代からのこの老舗(しにせ)をつぶすなんて法は無い...
太宰治 「新釈諸国噺」
...またひとりの顔役は...
太宰治 「新釈諸国噺」
...れいの発起人の顔役とその十八の娘...
太宰治 「新釈諸国噺」
...おちついた宿だ(三〇・上)此宿の主人は顔役だ...
種田山頭火 「行乞記」
...土地の興行界の顔役や請負師らしい男が五六人頭をそろへてゐるなかに...
徳田秋声 「のらもの」
...土地の顔役だそうで...
豊島与志雄 「男ぎらい」
...附近の顔役の総動員によっての...
中里介山 「大菩薩峠」
...お茶番へ出た連中で、宗次郎に怨みのないのは一人もないくらいのもので」「フーム」「虚無僧になった油屋の兼吉は、出雲屋から金を借りて、眼玉の飛出すような高い利息を七年越し払わされてますぜ」「それから」「六部になった倉松は、町内の顔役で、日頃宗次郎とは、角(つの)突(つ)き合(あ)いばかりしていますよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...牛込の顔役で朝吉というのが采配(さいはい)を揮(ふる)って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...浅草で相当名の売れた顔役で...
久生十蘭 「ノア」
...町内の顔役揃いだったから...
水上滝太郎 「遺産」
...御使番、御小人目付、御作事奉行、御勘定方、御顔役、御右筆、その他諸勢、甲冑に身をしめて小手臑当(すねあて)、陣羽織、野山を埋め、えいえいどっと押出せば、勇ましかりける次第なり...
三好十郎 「斬られの仙太」
...そうして「大蝶」という顔役を背景にした船長が...
山本周五郎 「青べか物語」
...大小の顔役が、それぞれ縄張(なわばり)を持ち、乾分(こぶん)を養い、旅烏の客をつかまえて、好餌(こうじ)としているが、その中で、管営(かんえい)の若殿金眼彪(きんがんひょう)の施恩(しおん)も、一ト縄張の株を持っていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...江州の三覇(ぱ)といわれる顔役のひとりと喧嘩しなすッたろうが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...五人の顔役だけが戸板と一緒におはぐろ溝(どぶ)の小橋を渡り...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...土地(ところ)の顔役(かおやく)が...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...いい開きはそれがしが十分いたしますゆえ」「黒白(こくびゃく)は分りきっていますが、何分にも、土地の役人のうちには、顔役などと、かなり親しいものもいないではありませんから」そうこうしているうちに、為と四、五人の職人がもどって来た...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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