...顔中にシミができてしまった...
...友達がイタズラで顔中にペイントを塗ってくれた...
...ゴミ箱に向かって顔中に汗をかいていた...
...顔中ニキビができる時期になった...
...あの人は顔中にホクロが何個もある...
...顔中をうすぐろくうずめている無精ひげ...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...土塗(つちまみ)れの玉葱(たまねぎ)でも洗ふやうに顔中を水に突込んで洗ひ出した...
薄田泣菫 「茶話」
...保太郎氏は顔中をくしや/\にして...
薄田泣菫 「茶話」
...顔中を真赤にして喚き散らした...
薄田泣菫 「茶話」
...そうして袖(そで)で額(ひたい)に流(なが)れる冷汗(ひやあせ)を拭(ふ)いたが顔中(かおじゅう)焼魚(やきざかな)の腥(なまぐさ)い臭(におい)がして来(き)た...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...やがて夫は急に顔中を真紅にすると...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...格別前額に太い筋も立てなければ顔中真赧になりもしなかった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...そして顔中が口になるほど...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...顔中が何処となく薄暗い...
二葉亭四迷 「平凡」
...暗い顔中に広がり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...彼の顔中は涙だらけだつた...
牧野信一 「蔭ひなた」
...勝手元から顔中が鼻ばかりみたような飄逸な顔を見せたのは...
正岡容 「圓朝花火」
...今回はよい人を差し向けてくれましたな」果たして御隠居はまた顔中を口にして...
正岡容 「寄席」
...顔中へかいた汗の玉をひとつひとつ暗いランプの灯に浮かせて海老団治がこう言った...
正岡容 「寄席」
...顔中をしわくちゃにし...
三好十郎 「胎内」
...もがきながら)これッ! こ! 欣――(顔中に酒が飛び散る)欣二 お父さんを見ると...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...青い菜(な)ッ葉服(ぱふく)を着た顔中髯だらけの大男が一人トロッコをノロノロと押しながら出て来たんです...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...顔中を涙にぬらして...
吉川英治 「上杉謙信」
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