...彼女の顔を立てるため、誕生日に贈り物をした...
...顔を立てるために、彼女の要求を聞き入れたが、本当は反対だった...
...経営者は社員の顔を立てるため、社員旅行を企画した...
...失敗した自分に対して申し訳なく、自分の顔を立てるためにもう一度やり直したいと思っている...
...わたしの顔を立てると思つて...
芥川龍之介 「売文問答」
...お前さんの顔を立てるといふ事を...
薄田泣菫 「茶話」
...ほほと云う笑顔を立てるのであった...
鷹野つぎ 「窓」
...それはまあ未亡人や義兄の顔を立てるためもあったとして...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ただ自分達は義兄の顔を立てるために動いた...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何らか校長の顔を立てるためには生徒の方に臨時の損が振りかけられたに相違ありません...
中原中也 「我邦感傷主義寸感」
...子分の顔を立てるためには自分に不利益なる喧嘩(けんか)を買(か)ったこともあろう...
新渡戸稲造 「自警録」
...友田の顔を立てることゝした...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...京都の親分吉野といふのゝ顔を立てるため...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...やっぱり細川護立侯の顔を立てるとか立てぬとか...
宮本百合子 「雨の小やみ」
...領事の顔を立てるために香港を飛び出した位の荒武者だったから...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...「必ずお顔を立てる」時政は誓った...
吉川英治 「源頼朝」
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