...あとはそのままの顔ぶれでもって...
海野十三 「月世界探険記」
...その顔ぶれは藩閥政治家の交替にすぎず...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...この顔ぶれは平常(ふだん)から別懇にしているから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...佐竹子などは呂昇贔屓の錚々(そうそう)たる顔ぶれであり...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...いずれも暇そうな顔ぶればかりで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...サトウハチロー・アナウンサーの河西・早川雪洲なんて顔ぶれ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...此の顔ぶれではポーカーになる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...この顔ぶれじゃ夜も三時半となりしもことはりなるべし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...同じ顔ぶれで持ち越して...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...これらの人々の顔ぶれの世俗的に賑やかな体面上からも...
宮本百合子 「ある回想から」
...まあ顔ぶれは長くなるから止そう...
村山俊太郎 「平泉紀行」
...蜂谷六左衛門に伊東七十郎という顔ぶれで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その営業振りや店員の顔ぶれ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...佐々木道誉などの顔ぶれが加わっている...
吉川英治 「私本太平記」
...――この顔ぶれの中で...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そこらに佇(たたず)んでいる百名以上の人々の顔ぶれが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...しかるに孔子に侍するものの顔ぶれは(一)と(三)とが類似し...
和辻哲郎 「孔子」
...初めとはよほど顔ぶれが違って来ていたであろうが...
和辻哲郎 「漱石の人物」
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