...二人の周囲に集る顔ぶれも違つて来てゐた...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...昨日の顔ぶれは誰一人として集って来なかった...
海野十三 「東京要塞」
...堺枯川等の顔ぶれがあった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...非常に重態の一人のほかにはあまり変った顔ぶれもなかった...
「草藪」
...なるほどたいへんな顔ぶれである...
中谷宇吉郎 「百科事典美談」
...かつて遺言状を披露した時の顔ぶれを別室に揃えました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...岩波氏としては本講座は出筆者の顔ぶれから見て出版法違反にでも問われることがあってはというようなことを懸念されるのだと思いますが...
野呂栄太郎 「平野義太郎宛書簡」
...客の顔ぶれは近所のご隠居体なのや...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...コロムビアの武藤・松村と取締役清水信夫・経理部長隈本静雄・参事須子信一と京極といふ顔ぶれ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...同じ顔ぶれで持ち越して...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...分りました」編輯部の顔ぶれ...
宮本百合子 「刻々」
...こういうのも珍しい顔ぶれです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...きょうは珍しい顔ぶれで多賀子と冨美子をつれて達ちゃんに会いに来ました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そして阿波屋加平という顔ぶれであった...
山本周五郎 「おれの女房」
...顔ぶれの中には、諸国の役人を血眼にさせている雲霧と呼ぶ兇賊や、常にその居所(いどころ)の知れない抜け買い(密貿易)の頭(かしら)の先生金右衛門(せんじょうきんえもん)や、有名な道中師戸隠(とがくし)の伊兵衛、そのほか目ぼしい悪玉が指を折るにいとまもないのですから、その雰囲気を嗅(か)いだだけでも、金吾は面(おもて)をそむけずにいられなかったが、南奉行所づきの中で釘抜きといわれた程に、職業的本能の強い目明(めあか)しの勘次郎、かれは吾知らずに、ブルブルッとしてくる総身(そうみ)のふるえを抑えきれぬもののようでありました...
吉川英治 「江戸三国志」
...越前守の知らない顔ぶれは一つもない...
吉川英治 「大岡越前」
...味方の士気と異論の者の顔ぶれをながめていたのである」「ああさすがは」と...
吉川英治 「三国志」
...葛西(かさいの)三郎清重――などという顔ぶれの所は...
吉川英治 「源頼朝」
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