...顔つきにも容子(ようす)にも...
芥川龍之介 「運」
...先生!」わざと惚(とぼ)けた顔つきをしてみせながら...
岩野泡鳴 「猫八」
...繊細なきっぱりした顔つきの河であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...時々その人間の塵芥溜(ごみため)をかき回そうとするような顔つきをした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...二人はそれを二人の顔つきから知った...
夏目漱石 「明暗」
...柱時計まできびしい顔つきをしていました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...というような顔つきをして見せました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...そうなんだ!」ゴリオ爺さんの顔つきは...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...いつものトホンとした顔つきになって...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...怪訝(けげん)な顔つきで...
火野葦平 「花と龍」
...鬼柳の村長があまりに謹厳気な私の顔つきを評して...
牧野信一 「その村を憶ひて」
...こういう事情のもとでただ一つもっともだと思われる顔つきを...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...みるからにおそろしい顔つきをしています...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「こわいことを知りたくて旅にでかけた男の話」
...とでもいうような顔つきで...
山本周五郎 「季節のない街」
...糒や乾し味噌などを買うまで大助は信じられない顔つきをしていた...
山本周五郎 「新潮記」
...尖(とが)ったような顔つきで...
山本周五郎 「風流太平記」
...すっかり顔つきが変っていた...
山本周五郎 「めおと蝶」
...がまんを切らしたというような顔つきで仲井天青がそう云った...
山本周五郎 「陽気な客」
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