...もうその顔が見えないほど暗かった...
泉鏡花 「遺稿」
...顔が見えないからいくらか物が云いよくなって...
泉鏡花 「婦系図」
...わしのこの顔が見えないとでもいうのか」と...
海野十三 「怪塔王」
...どこのどいつか顔が見えない...
海野十三 「太平洋魔城」
...顔が見えないので...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...こちら側の壁にもたれてうずくまっているので、顔が見えない...
江戸川乱歩 「影男」
...――顔が見えないな」「男か...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「青い風呂敷包み」
...私達もお互に顔が見えないから...
薄田泣菫 「茶話」
...借金取りの顔が見えないように...
太宰治 「新釈諸国噺」
...決して外部の人の顔が見えないようにしつらえてあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この社交室に欠かしたことのない沼間夫人の顔が見えないのは...
久生十蘭 「キャラコさん」
...不思議なことには怒鳴っている駅夫の顔が見えない...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...お互いの顔が見えないようになってしまいました...
夢野久作 「少女地獄」
...彼の顔が見えないと...
吉川英治 「新書太閤記」
...家中の誰にも不平や卑屈の顔が見えないのはふしきだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...互いの顔が見えないほど...
吉川英治 「親鸞」
...講壇のほうから直接自分の顔が見えないように注意していた...
吉川英治 「親鸞」
...あいての寝顔が見えないため...
吉川英治 「平の将門」
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