...額髪、眉のかかりは、紫の薄い袖頭巾(そでずきん)にほのめいた、が、匂はさげ髪の背に余る...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...其額髪の下に美しい曲線を描いてゐる額の...
高濱虚子 「俳諧師」
...自分がこの家にはじめて来たころはようよう十四五ぐらいで桃割れに結うた額髪をたらせていた...
寺田寅彦 「花物語」
...額髪ほほけしを撫で何となく春の小雨の降れと待たれぬたわいない歌のやうであるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...芭蕉集中精細なるものを求むるに粽(ちまき)結(ゆふ)片手にはさむ額髪五月雨や色紙へぎたる壁の跡のごとき比較的にしか思わるるあるのみ...
正岡子規 「俳人蕪村」
...芭蕉集中精細なる者を求むるに粽(ちまき)結(ゆう)片手にはさむ額髪(ひたいがみ)五月雨(さみだれ)や色紙へぎたる壁の跡の如き比較的に爾(し)か思はるるあるのみ...
正岡子規 「俳人蕪村」
...わたしの額髪(ひたいがみ)をなでて...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...額髪(ひたいがみ)をうるさがって耳の後ろへはさんでばかりいる...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...短くして後ろ梳(ず)きにしてしまった額髪に手が行って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...額髪もぐっしょりと濡(ぬ)れていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...額髪(ひたいがみ)を手で払ってやり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...額髪の涙でかたまったのをお直しになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...知らず知らず額髪も直されるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...艶(えん)な額髪の所などが総角(あげまき)の姫君をよく思い出させ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...額髪の所は僧都(そうず)が切った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...額髪(ひたひがみ)を剃(そ)り落した...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...身を躍らして駈け上(のぼ)る若い初日の額髪...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...額髪(ひたひがみ)の湯のしづく落す苦しさも昼と夜に一度づつは嘗(な)め申し候(さふらふ)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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