...室生君より印二顆...
芥川龍之介 「遺書」
...治(あまね)く江湖に散佚(さんいつ)せる万顆(ばんくわ)の零玉(れいぎよく)細珠(さいしゆ)を集め...
芥川龍之介 「「鏡花全集」目録開口」
...即ち是れ一顆(くわ)の寶玉にして...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...一顆(いつくわ)の智玉...
内田魯庵 「八犬伝談余」
......
内田魯庵 「八犬伝談余」
...しかしこの方からは一顆(か)の養殖真珠も出てこなかった...
海野十三 「軍用鼠」
...それら一顆の物は二つとも箪笥の上にあつた...
小穴隆一 「一顆の栗一顆の小なし」
...火焔の塊のやうな大顆(おほつぶ)の柿の実が鈴生になつてゐたのをよく覚えてゐる...
薄田泣菫 「独楽園」
...南寄りのその枝枝には真つ赤に焼けただれた五六顆の実が生つてゐて...
薄田泣菫 「独楽園」
...ことしの秋はいつもより顆の大きな果実を数多く結んだが...
薄田泣菫 「独楽園」
...桜ン坊はすべてで五顆(か)...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...顆粒説(Krner-Granular-theorie)・網状説(Netz-Gersttheorie)・縷糸説(Faden-Mitomtheorie)・縷糸顆粒説(Filogranulartheorie)・窩泡説・等々...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...万顆円訝許同 万顆ことごとく円(つぶら)にしてかくも同じきかを訝(いぶ)かるこの頃の社会政策や農村政策を暗示した文句が欲しい場合にも...
中谷宇吉郎 「詩人への註文」
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アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...ここにはあらゆる種顆の人達が見られるのである...
堀辰雄 「眠れる人」
...殻片の両縁には皺のある(始めは平滑なれど)豌豆大の大粒種子が一二顆づゝ着いてゐるが...
牧野富太郎 「風に飜へる梧桐の実」
...「老(ヒネ)タル栗ヲ用ヰ殻ヲ連ネテ晒乾シ稍皺バミタル時臼ニ搗(ツ)キテ殻及シブ皮ヲ去レバ則チ内黄白色ニシテ堅ク味甜ク美ナリ或ハ熱湯ニ浸シ及ビ灰ニシテ軟キヲ待テ食フモ亦佳シ或ハ食フ時一二顆ヲ用テ掌ニ握リ稍温ムレバ則チ柔ク乾果ノ珍物ト為ス也以テ嘉祝ノ果ト為スハ蓋シ勝軍利(カチクリ)ノ義ニ取リ武家特ニ之レヲ重ンズ」(漢文)と書いてあるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...引首印(いんしゆいん)と知足の下(しも)の印一顆とがある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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