...頼るべきものは実行である...
石原純 「メンデレーエフ」
...名村長として頼る一部村民の気持というものが...
犬田卯 「瘤」
...その勇氣を持つてゐるのか――?リンデン 私には頼る男が要るし...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...これまで自信をもっていた自分の判断力に頼ることができなくなり...
海野十三 「火星探険」
...もう警察より頼るものはない...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...運に頼るより他はなかった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...それにしても何か頼るところがなければ作りようがないではないかと呟(つぶや)かれる人が多うございます...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...最後の決断は「かん」なり「はら」なりに頼るほかはない...
中井正一 「調査機関」
...どこへ落着いて誰を頼る――お浜の頭はまだそこまで行っていないので...
中里介山 「大菩薩峠」
...この幻像に頼る度あいは以前より大分薄らいだことは事実で...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...ゴーンと鳴る鐘の音にしか頼るべきものがない...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...青年の好意に頼る他はなかった...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...教師は自棄(やけ)になって酒を飲みだしたが、とうとうしまいには、飲代もなくなってしまい、おまけに病気になって、一片の麺麭もなければ、頼る人もなく、どこか場末の、犬小屋のような火の気もない荒ら家に逼塞していた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...しかしながら定評とか他人の意見とかにばかり頼るということは危険である...
三木清 「如何に読書すべきか」
...いよいよ自分に頼るより仕方がないことを教えるから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ほかに頼るところもありゃあしない...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...人皆この一木に頼るばかりであろうかと...
横光利一 「微笑」
...人が頼るという事ともべつだ...
吉川英治 「大谷刑部」
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