...せめて頼るになる奴にかからせてくれ...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...渠はいやで/\ならない妻がまだこツちに頼る氣があるのだと知つて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...もう警察より頼るものはない...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...一旦政党に頼るの必要を認むるに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...次には書物に頼ることだ...
豊島与志雄 「新たな世界主義」
...作家はただ自分の真実に頼るより外はない...
豊島与志雄 「「紋章」の「私」」
...頼るところもない身の上を気の毒に思って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼らは税務監査官からの情報にあまりにも多く依存していて科学に頼ることなく...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...仏の教へも頼るに足りない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...既に来世に頼るものかな...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...しかしこの便法に頼る時にはある種の恥辱が伴うように思われる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...おそらく一般的比率に頼る必要はなくなることであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そしてその食物についてますます外国穀物に頼るようになったことは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかしながら定評とか他人の意見とかにばかり頼るということは危険である...
三木清 「如何に読書すべきか」
...――そんなことを頼る事はみれんだが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...人が頼るという事ともべつだ...
吉川英治 「大谷刑部」
...その頃の“戦後派青年”のひとりとなって何も頼るもののない社会につき出されたのである...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...何ものも頼るものはない筈である...
吉川英治 「源頼朝」
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