...何事でも種々の方法をつくしても効果の現われぬ場合には神仏に頼るようになりやすい...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...むしろ私を殺してくれるとよいのに!他人に頼るなかれ...
種田山頭火 「其中日記」
...妥当と存在との区別に頼る或る人々に対しては次のように説明しよう...
戸坂潤 「科学方法論」
...それは自然科学者が自然に就いて持つ処の広い意味に於ける経験――心理学的な知覚や科学上の知識や学徒としての体験――に頼る外に道はないのであるが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...唯物論的思想に頼る...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...作家はただ自分の真実に頼るより外はない...
豊島与志雄 「「紋章」の「私」」
...最後の決断は「かん」なり「はら」なりに頼るほかはない...
中井正一 「調査機関」
...経験に主に頼ることを認めなければならない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...医薬に頼れない病人が神仏に頼るならわしどおりに...
本庄陸男 「白い壁」
...しかしこの便法に頼る時にはある種の恥辱が伴うように思われる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そして外に頼るところのない多数のものからこのように突然生計の途を奪ったので...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そしてその食物についてますます外国穀物に頼るようになったことは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...より多く頼るべき性質の興味である...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...伝統に頼る間は救われていますが...
柳宗悦 「民藝四十年」
...ほかに頼るところもありゃあしない...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...自然に頼る精神の方が勝(すぐ)れていたなら...
横光利一 「比叡」
...人が頼るという事ともべつだ...
吉川英治 「大谷刑部」
...置文(おきぶみ)輿(こし)に頼る行程は...
吉川英治 「私本太平記」
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