...絶句する処が頼もしいので...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...まことに頼もしい機関部員だ...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...そしてまた一段と頼もしいことに...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...自ら土に親しんで実生活に邁進(まいしん)されるのはまことに頼もしい限りです...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...折り返しては練ったあとのような何とも言えぬ頼もしいねばり強さと...
高村光太郎 「触覚の世界」
...頼もしいことでございます」がんりきは...
中里介山 「大菩薩峠」
...単に道連れとしてはおたがいに頼もしいものでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...お前に人を殺すだけの度胸がありゃ頼もしいさ」「お内儀(かみ)さん...
中里介山 「大菩薩峠」
...身じまいを直しているところが何という頼もしいんでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...手を触れてみてくれるだけでも頼もしいと...
中里介山 「大菩薩峠」
...この声はいい、そして頼もしい...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...お前一人が頼もしい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ああ、頼もしいもんだ...
久生十蘭 「魔都」
...いかに堂々として軍神マルスを思わせるような頼もしい顔附をしていようとも...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...頼もしい力もおのずから授けられつつある気もあそばされたし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...盗人(ぬすっと)などの多い土地だのに宿直の人だって初めほど頼もしい人は来ていなかったのですからね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...頼もしい男はなかった...
夢野久作 「近世快人伝」
...気力も頼もしい頑健さを天質的に備えていた...
吉川英治 「親鸞」
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