...名も頼もしい運轉手に娘分の方が――其のかはり糸七のために詫をいつて...
泉鏡花 「遺稿」
...かいがいしく頼もしい...
伊藤左千夫 「新万葉物語」
...しかし俺はあんなことが平気で書けることを自分では頼もしいと思っている...
伊藤野枝 「出奔」
...まことに頼もしい機関部員だ...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...「頼もしい人だ」などとは誰一人思っちゃくれない...
大杉栄 「続獄中記」
...頼もしい」と俺はふざけた...
高見順 「いやな感じ」
...どうかするとお島に頼もしいような心を抱かしめた...
徳田秋声 「あらくれ」
...無口な人は却って頼もしい...
直木三十五 「南国太平記」
...事実、芸者のうたなんぞと軽蔑していながら、今日はどうしたか、それからそれと深みに引入れられて思わずうっとりとしてしまったところを、「まあ、あなた、わたしのうたを感心して聞いていらっしゃるわね、頼もしいわ...
中里介山 「大菩薩峠」
...頼もしい変化だったでしょう...
野村胡堂 「江戸の火術」
...吾党の士として大いに頼もしいぞ...
牧野信一 「早春のひところ」
...話で聞けば頼もしいが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...両親はこの頼もしい青眼先生の言葉を聞きますと...
夢野久作 「白髪小僧」
...大層頼もしいご人態(にんてい)になりましたねえ」「はて...
吉川英治 「剣難女難」
...必ずお力となりましょう」「それは頼もしい...
吉川英治 「三国志」
...六十越えてじゃ」「頼もしい舅殿を持ち...
吉川英治 「新書太閤記」
...個人としては頼もしい知己だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...それほどな男とあれば、なお頼もしい...
吉川英治 「新・水滸伝」
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