例文・使い方一覧でみる「頼むから」の意味

...頼むから毎日来ておくれ... 頼むから毎日来ておくれの読み方
有島武郎「ドモ又の死」

...頼むから、お前も一緒に行って見てくれないか... 頼むから、お前も一緒に行って見てくれないかの読み方
宇野浩二「でたらめ経」

...頼むから正直に云って呉れ給え... 頼むから正直に云って呉れ給えの読み方
大阪圭吉「石塀幽霊」

...「ふざけやがるない、こん畜生、馬に乗りたけりゃ、助郷（すけごう）の駄賃馬あ銭（ぜに）ゅう出して頼みな、こりゃ人を乗せる馬じゃねえんだ」「そんなことを言わねえで」「この野郎、餓鬼のくせに、馬泥棒をかせぎやがる、いけ太え畜生だ」「おじさん、場合が場合だから、ね、貸してくんな、決して悪いようにゃしねえから、頼むから、後生だから」「河童野郎、手前の方は場合が場合か知れねえが、おれの知ったことじゃねえ」「わからねえおじさんだな、人助けになるんだからいいじゃねえか」「ふざけるなよ、馬泥棒、手前の方は人助けになるか知れねえが、おいらの馬は助からねえ」「そんなことを言わねえで、こういう場合なんだから」「いけねえ……」米友が再び馬の上に躍（おど）り上ろうとするのを、馬子が力任せにひきずり下ろした上に、ポカリと一つ食（くら）わせる... 「ふざけやがるない、こん畜生、馬に乗りたけりゃ、助郷の駄賃馬あ銭ゅう出して頼みな、こりゃ人を乗せる馬じゃねえんだ」「そんなことを言わねえで」「この野郎、餓鬼のくせに、馬泥棒をかせぎやがる、いけ太え畜生だ」「おじさん、場合が場合だから、ね、貸してくんな、決して悪いようにゃしねえから、頼むから、後生だから」「河童野郎、手前の方は場合が場合か知れねえが、おれの知ったことじゃねえ」「わからねえおじさんだな、人助けになるんだからいいじゃねえか」「ふざけるなよ、馬泥棒、手前の方は人助けになるか知れねえが、おいらの馬は助からねえ」「そんなことを言わねえで、こういう場合なんだから」「いけねえ……」米友が再び馬の上に躍り上ろうとするのを、馬子が力任せにひきずり下ろした上に、ポカリと一つ食わせるの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...「頼むから静かにしてくれ... 「頼むから静かにしてくれの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...頼むから五六日その大變を封じてくれないか... 頼むから五六日その大變を封じてくれないかの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...頼むから止してくれ... 頼むから止してくれの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...でなかったら他の者に頼むから... でなかったら他の者に頼むからの読み方
火野葦平「糞尿譚」

...「頼むからよ」彼はその封筒を路易の方へ投げつけた... 「頼むからよ」彼はその封筒を路易の方へ投げつけたの読み方
堀辰雄「顏」

...頼むから泣かないで... 頼むから泣かないでの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「玉手箱」

...頼むからお前辛抱しておくれね... 頼むからお前辛抱しておくれねの読み方
正岡容「小説　圓朝」

...こう手を突いて頼むから――」と... こう手を突いて頼むから――」との読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...ところで今此処にいる俺達をどうしてくれるんだ？　いいかい兄さん！　頼むからこの俺を...
三好十郎「廃墟（一幕）」

...頼むから邪魔をしないでくれ... 頼むから邪魔をしないでくれの読み方
山本周五郎「五瓣の椿」

...「頼むからよ、ちい公」と屁十は哀訴した... 「頼むからよ、ちい公」と屁十は哀訴したの読み方
山本周五郎「風流太平記」

...お次は、街道の旅人や、土地の人にも、きまりが悪くなって、「頼むから、もう止めてね」と、いった...
吉川英治「下頭橋由来」