...この件(こと)を頼むに如(し)かじ」ト思ふにぞ...
巌谷小波 「こがね丸」
...法王に頼むが故に天主教徒は汚穢なる豕児(ぶたご)(Foul swine,ルーテルの語)なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...帰るからあとを頼むって帰っちゃったんですわ」「そりゃ...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...店頼むぞ」「何んじゃ...
直木三十五 「寺坂吉右衛門の逃亡」
...それをお前に頼むのじゃ」「なるほど」「さあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...泣いて頼む故(ゆえ)...
中里介山 「大菩薩峠」
...お前を頼むことに話が纏(まとま)ったのだよ」今まで...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...檢屍を頼む――と斯(か)う書いてある筈だ」錢形の平次は粉煙草をせゝり乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それを君に頼むよ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...わしのほうから頼むのだが...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...藤山一郎よりビクター復帰のことをたのまれてゐるので岡に頼む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...馬車を頼むか、ここに夜通しいるか...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...と云い切れるかどうかが疑問であったし、お君も亦、頼む夫が、ふらりふらりして居るので、余計、取越苦労や廻し気ばかりをして居た...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...よろしく頼むから...
三好十郎 「猿の図」
...そんなにお隠しになっても人は皆知っていて、りっぱな姫君の例にお引きするのだからね」と言ってから、「案内を頼む...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...娘の一身安危の場合に杖とも頼む春日が...
山下利三郎 「誘拐者」
...――それを論ずるといふよりも先に、私はこの問題に對する時、希ふ、頼む、といひたいやうな氣もちでいつぱいになる...
吉川英治 「折々の記」
...「では、頼む...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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