...成程私が私自身を頼みにするのだったら...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...……しかし私自身を頼みにする事の出来なくなった私は...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...自分の方の仲間の者が先に助けに来てくれるのを頼みにするつもりなのかということは...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...政府は頼みにするに足りないということ...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...私など最も頼みにするのは...
戸坂潤 「読書法」
...頼みにする友の後姿を見送っている...
夏目漱石 「二百十日」
...はかないと知りながら頼みにするときは...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...自分はそれを頼みにするし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...頼みにするのは西宮さんと小万さんばかりだ...
広津柳浪 「今戸心中」
...敢(あえ)て之(これ)を頼みにするではなけれども...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...そのような事をも頼みにする心持になったのである...
松本泰 「緑衣の女」
...頼みにする者が少年であることを気がかりに思いながら寝ているところへ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...頼みにするのは船岡どのお一人だ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「国老はどう扱った」――吉岡では船岡どのを頼みにするようすで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...私が頼みにするお方は貴方より他にありませぬ……という声が耳底に聞えるように思われる...
夢野久作 「暗黒公使」
...今の輝元のような人物では頼みにするにも足らないし...
吉川英治 「大谷刑部」
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