...女中部屋で頻々と物が紛失する...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...高価な宝石を持つ富豪の家庭を頻々と脅かしているのである...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...その後も頻々と求援の使者が来るに及び...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...負傷者を運ぶ途上でも空襲警報は頻々と出たし...
原民喜 「廃墟から」
...重刑を覚悟で頻々と襲撃した...
久生十蘭 「ノア」
...それを頻々と繰り返すやうになつた...
牧野信一 「悪筆」
...以前我が都民が配給の小麦粉を食って中毒したという風聞が頻々として耳朶(じだ)を打ったことがあった...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...異る島の住民の間の戦争、及び彼ら自身の間の内争は、頻々とあり、そして時にはそれは非常に破壊的である1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...飢饉が頻々と囘起することを述べている...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...過剰人口をこのようにして処分する必要が頻々と起ることを予見してのことであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ペルシアにおいては内乱がより頻々と起るということであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...更に『かかる恐るべき災厄が頻々と起っているのになおそれが存続し得たとすれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...頻々と豊作があるのに...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ただ市井(しせい)の無頼や押込みなどが頻々と起した些々(ささ)たる小事件とのみは観(み)られず...
吉川英治 「大岡越前」
...西海には、純友、坂東には、将門が、暴れ出したと聞えてから、北越、信州地方にも、頻々と、騒乱の噂が立ち、現に、忠文以下の征討軍が行く道にさえ、その無政府状態が見られた...
吉川英治 「平の将門」
...唐人も頻々としてやってくる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...天子が頻々として諸大寺に幸し...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...そこへ頻々として伝わって来たのが黄金に豊かな土地の発見の噂である...
和辻哲郎 「鎖国」
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