...頻々として櫛の歯をひくが如し...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...看護のお手傳ひに頻々と福田家に行くやうになりました...
石川三四郎 「浪」
...そうしたことがずいぶん頻々とあって...
大杉栄 「日本脱出記」
...頻々として往来した...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...いよいよ豪商に頼る必要頻々と起って来た...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...日本には火山が多く地震が頻々と起る...
平林初之輔 「文学方法論」
...巷の風に骸骨の頬を曝す市民が頻々として続出するに至れり...
牧野信一 「変装綺譚」
...元来このツクバネソウというのは独り深山のみに生じていて頻々とは吾人と出逢わぬ貧弱な小草であって通常人里からは遠く隔った処に見受けるものであるから...
牧野富太郎 「植物記」
...不作と飢饉とは頻々とある...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ひどい欠乏が頻々と囘起することを意味するものの如くである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかし旱魃が頻々と起るので...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...住民が頻々と変っており...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ヨオロッパの諸列強が莫大な公私の経費を投じて植民地を作ろうと企てながら頻々と失敗している理由の一つは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...どんな方法でわかるのかまるでねらいうちをされるように頻々として爆弾を落されて吹き飛び...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...そう頻々とは郷里へ行けなかった...
柳田国男 「故郷七十年」
...その後同じような至急電報が頻々として打たれたので...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...逆境は頻々と來る...
吉川英治 「折々の記」
...「とりあえず橋(きょうずい)まいれ」と、防戦に立たせ、袁術は即刻大軍議をひらいたが、とやかく論議しているまにも、頻々として、「敵は早くも、国境を破り、なだれ入って候ぞ」との警報である...
吉川英治 「三国志」
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