...」薄暗がりに頷(うなず)いたように見て取った...
泉鏡花 「海異記」
...土田が札幌まで同道してくれたのも、商用の方はむしろつけたしで、専ら私のためだったことが、頷かれた...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...頷きの会釈をする...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...伊太夫は軽く頷(うなず)いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...源内先生は、頷いて、「さすがは、利七さん、つまり、あれをおれに読めと言うんだね...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...「じゃああたしいって来ます」「私は眠るからゆっくりしておいで」「はい」おしのは元気に頷いた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...安心したように頷き...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...「ついでに酒のあとをね」女は頷いた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...「おれはまえから腑(ふ)におちなかった」栄二はぎらぎらした眼を天床(てんじょう)へ向けながら続けた、「たしかに、おれとさぶは小僧じぶんからのつきあいだ、けれども、おれが島送りになってからのあしかけ三年、あいつがおれのためにしてくれたことはあたりまえじゃあねえ、どう考えたって度がすぎてる、仕事の暇をみておれのゆくえを捜すだけでも、なみたいてえなことじゃあなかったろう、おれは自分の名も云わず、芳古堂のほの字も口にしなかった、まったくの無宿者として島へ送られたんだから、――この広い江戸で、そんな人間のゆくえをつきとめるのは、人間わざじゃあねえと云ってもいいくらいだ、まだそのあとのことがある、おれのゆくえをつきとめただけじゃあない、さぶのやつは芳古堂から、暇を出されるほど足しげく、島へおれをたずねて来た」「ちょっと待って下さい」「おめえこそ待て」と云って栄二は湯呑に酒を注ぎ、それをひとくち啜った、「――仕事のあいま、休みの日ごとに、部屋なかまにまで土産物を持ってたずねて来た、なんのためだ、やがてそれが芳古堂の親方の耳にはいり、あいつは店を追いだされた、なんのためだ、ただ小僧じぶんからつきあった、仲のいい友達だったというだけでか」「ええ、そうだと思います」蒼白(あおじろ)く、ひきつったような顔で、おすえは頷いた、「あたし綿文さんにいたころから聞いていました、さぶちゃんは小さいじぶんからのつきあいというだけではなく、あんたのことを一生の頼りにしていたんでしょう、おれの一生は栄ちゃんがあってこそだ、栄ちゃんていう人がいなければ、おれは土方かぼて振りになっていたところだって、あたしはさぶちゃんからじかに聞いたこともあります」「ふん」栄二は酒を啜って、冷笑するようにゆっくりと頭を振った、「覚えているかい、と云いたいところだろう」「なにが覚えているかいなの」栄二はそっとまた頭を振った、眼の裏に思いうかんだ雨の両国橋の情景を、かき消そうとするかのような動作であった...
山本周五郎 「さぶ」
...これからもずっとこんなことをするつもりか」六兵衛は頷(うなず)いた...
山本周五郎 「ひとごろし」
...あたしだっていつもそうするのよ」新八は頷いたが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...兎もいる」「熊の仔もか」「熊の仔もだ」と甲斐は頷いた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「なるべく早くお帰り下さいましね」新八は黙って頷いた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「今年はまだ芙蓉が咲かないようだな」おくみは訝しそうに見かえり、それから、ああと頷いて、虫が付いたので、ついこのあいだ切ってしまった、と云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...たつ女の言葉に頷いた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「うん……」うつつに頷(うなず)いたきりでまた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...編笠のうちで幾たびも頷(うなず)いて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...なるほど」老人はしきりと頷(うなず)いて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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