...睡(ねむ)るがごとく頷くと...
泉鏡花 「婦系図」
...ニッコリ笑って頷(うなず)いたり...
江戸川乱歩 「悪霊物語」
...御趣意はよくわかりました」旅商人は大きく頷いて見せました...
薄田泣菫 「小壺狩」
...殿下の寵姫(おもいもの)と思われている女は! と頷(うなず)く...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...まあ一ぱい茶を飲ましてくれ」老人は頷(うなず)いた...
田中貢太郎 「怪人の眼」
...広巳はその時頷(うなず)いた...
田中貢太郎 「春心」
...」銀子は頷(うなず)いていたが...
徳田秋声 「縮図」
...二人は頷きあいました...
豊島与志雄 「旅だち」
...――正直なことを云っていいでしょうか」「云ってごらん」と去定は頷いた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...まるっこい頭でこくっと頷いたようすは...
山本周五郎 「さぶ」
...「岡安さんが本当にそう云ってたのか」「ああ」とさぶは頷いた...
山本周五郎 「さぶ」
...もういちどはっきり頷き...
山本周五郎 「失蝶記」
...そうでございますか」つなはゆっくりと頷いた...
山本周五郎 「風流太平記」
...」女が黙って頷(うなず)くと参木はいった...
横光利一 「上海」
...どうやらそれで彼の疑問は頷(うなず)けたようであります...
吉川英治 「江戸三国志」
...ただ軽く頷いて見せたが...
吉川英治 「剣難女難」
...その人物なり云う意味が頷(うなず)けないのであった...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...小さく何度も頷(うなず)かせて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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