...とりわけ頭山満翁を頭目として犬養毅...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...頭山満家の名を××して右翼思想団体を自称する××会の幹部某を紹介して...
戸坂潤 「社会時評」
...頭山満が来たというので...
夢野久作 「近世快人伝」
...床の間の正面に端座している頭山満の左右に並んだ二つの燭台だけが消え残っていた...
夢野久作 「近世快人伝」
...そうした頭山満の端然たる威風に近づくとハッと気が付いて遠ざかったからであった...
夢野久作 「近世快人伝」
...どうしてコンナ巨大な平凡児が日本に出現したかという……つまり頭山満の立志伝を書けと云われると筆者も少々困る...
夢野久作 「近世快人伝」
...頭山満翁には、元来立志伝なるものがない...
夢野久作 「近世快人伝」
...否(いな)現在の頭山満翁は既に浪人界の巨頭なぞいう俗な敬称を超越している...
夢野久作 「近世快人伝」
...大食漢の頭山満氏も空腹を感じていたに相違ないのであるが...
夢野久作 「近世快人伝」
...そのまま臭気芬々たる右手を頭山満氏の前に差出した...
夢野久作 「近世快人伝」
...頭山満が兵児帯(へこおび)を掴めば皆同じ処を掴む……といった調子であったが...
夢野久作 「近世快人伝」
...むろん頭山満も貧乏の天井を打っている時分だ...
夢野久作 「近世快人伝」
...頭山満以上の超凡超聖的彼自身の自負的心境を...
夢野久作 「近世快人伝」
...頭山満曰く、「杉山みたような頭の人間が又と二人居るものでない...
夢野久作 「近世快人伝」
...頭山満と自分(わし)と三人は並んで県庁の裏の獄舎(ごくや)で木馬責めにかけられた...
夢野久作 「近世快人伝」
...その当時の玄洋社員は筆者の覚束(おぼつか)ない又聞きの記憶によると頭山満が大将株で奈良原到...
夢野久作 「近世快人伝」
...上京すると直ぐに旧友頭山満翁を当時の寓居の霊南坂に訪れた...
夢野久作 「近世快人伝」
...下ノ関の大吉だか春帆楼かで、頭山満翁が、卓上の料理が河豚だと聞くと、いきなり起ってそれへ小便したという話はあるが、あの頃よりは、河豚の科学はずっと進歩している...
吉川英治 「河豚」
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