...ほほじろみ山頬白鳴くことに...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...毛いろから恰好までそつくり頬白(ほほじろ)に変つてきました...
薄田泣菫 「山雀」
...頬白だつたら山雀のやうにこつちの思ひ通りに藝を仕込むわけにはゆきませんからね」といつてゐます...
薄田泣菫 「山雀」
...頬白(ほゝじろ)がいゝ声で近くの松の梢に囀(さへ)づつてゐた...
相馬泰三 「夢」
...そして頬白は矢張...
相馬泰三 「夢」
...眼白頬白みそさゞい...
種田山頭火 「其中日記」
...虫はからだをぶつつける・生えて伸びて咲いてゐる幸福五月十九日頬白が晴々と囀つてゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...頬白が低く飛び抜けて行く...
外村繁 「澪標」
...彼女の声は魂を持った頬白(ほおじろ)のそれのようだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...木の間に頬白(ほおじろ)がさえずる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...桑畑から田から堀の岸を頬白が向の岸へ飛んでなくなるまでは吠える...
長塚節 「太十と其犬」
...二月六日(月曜)頬白先生撮影第一日...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...どこかで頬白がかすかに啼(な)きながら枝移りしている...
堀辰雄 「雪の上の足跡」
...頬白など五年も飼っているがどうにも狎れない...
室生犀星 「人真似鳥」
...頬白(ほおじろ)が啼いていたということである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...頬白にいたっては雄は半日でも同じ調子の高音をくり返し...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...頬白(ほおじろ)の声さえも和(なご)やかであった...
夢野久作 「木魂」
...巣を作る頬白(ほほじろ)のわざ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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