...手もて頤(おとがひ)を支へて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...懷手をして圓い頤(あご)を襟に埋めて俯いてゐるお定は...
石川啄木 「天鵞絨」
...心得て甥が伯父の背越しに頤(あご)をつき出す...
海野十三 「断層顔」
...さっきはその上に頤(あご)を載せていたのが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...頤で「うん」と頷(うなず)きました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...頤(あご)を胸に埋めて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...すこし雀斑(そばかす)のある色の白いくゝり頤(あご)の円顔には...
永井壮吉 「人妻」
...窶れ顔の次兄は置炬燵の上に頤を乗せ...
原民喜 「氷花」
...そして稍ともすれば頤をぐつと引いて大層らしい思案の腕組に陶然たる有様などに接するにつけ...
牧野信一 「熱海線私語」
...わたしは、やをら立ちあがると、オツに齒切れの好いやうな調子で、頤をしやくつて、「おい、君、借りとくぜ...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...私の頤の下から鼻筋のあんばいを見透したり...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...さうしてニヤグニヤグと頤を動かせながら反芻動物のやうにそれを噛みしめてゐた...
牧野信一 「痴想」
...上(かみ)は神仏の頤(あご)を蹴放(けはな)し...
夢野久作 「近世快人伝」
...さりとて彼の頤使(いし)に甘んじて...
吉川英治 「三国志」
...武士たちへ頤(あご)をしゃくッて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...その二重頤(ふたえあご)でさし招き...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...乾草(ほしぐさ)がのろい頤(あご)の間で噛み砕かれる鈍い音のほか...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...それが波を打って頤(あご)から...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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