...勝負を好まざるは余頤養(いやう)の意あればなり...
芥川龍之介 「僻見」
...対手(あいて)の頤(おとがい)につれて...
泉鏡花 「悪獣篇」
...教頭は頤(あご)で教えて...
泉鏡花 「婦系図」
...どっちにしても死の頤(おとがい)を逃れることは出来ない...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...頤紐(あごひも)をかけた警官に...
海野十三 「蠅男」
...頤(あご)で奥を指(ゆびさ)して手枕をするのは何のことか解らない...
鈴木三重吉 「千鳥」
...歯のない頤をもぐもぐさせながら...
薄田泣菫 「茶話」
...四六 頤を突き出す...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...その頤(あご)はえり飾りのうちに埋まって見えず...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...血色の良い顏に右の頤の下...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...庭口から長んがい頤を覗かせて歸らうとすると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頤(あご)を突き出しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...英則の頤は厭に尖つて長く...
牧野信一 「サクラの花びら」
...」彼は下唇を噛み上げて頤のあたりをザラ/″\と撫でながら...
牧野信一 「白明」
...祖父峩斎(がさい)はかつて筆札(ひっさつ)を高頤斎(こういさい)に受けて...
森鴎外 「渋江抽斎」
...(中略)宋の時程頤(ていい)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...武家の頤使(いし)に従っているには忍びぬ」として...
吉川英治 「私本太平記」
...頤(あご)を末席に向けた...
吉川英治 「新書太閤記」
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