...私たちの仕事の領分が明確になっている...
...それは彼女の正当な領分だ...
...彼女は彼女の領分に従って行動するべきです...
...その問題は私たちの領分から出ている...
...私たちはそれぞれが自分の領分に責任を持つべきだ...
...――イヤしかしそなたの質問(とい)は大分(だいぶん)俺(わし)の領分外(りょうぶんがい)の事柄(ことがら)に亘(わた)って来(き)た...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...尾根越しに信州の領分をのぞいているので...
石川欣一 「可愛い山」
...どこまでが膝の領分でどこから先が...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...そこで豪族若くは大官は既に耕作せられた土地に繩張をして是は自分の領分であると云ふことを決めますから...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...こゝはながまさの領分だからすこしも心配はないと仰っしゃって...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...自分の能力の領分と他人の能力の領分とをハッキリ意識することである...
辻潤 「自分だけの世界」
...領分の血を吸って成長してゆくのを感じて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...木曾は尾張の御領分だと聞いたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...その領分の分界を知らなければなるまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...吾輩の取るのはこの蟻の領分に寝転んでいる奴ではない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「子供の領分」、こんなに子供の世界に理解を持った美しい芸術はない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...私に許された領分だけ手足をのばして目をとじた...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...自家の領分はこれを放却して忘れたるが如し...
福沢諭吉 「学者安心論」
...所で英吉利の彼の島を露西亞や亞米利加の領分に比すれば如何にも小さくて何だか風が惡いと云ふところからして...
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」
...それだけに彼等の幸福の領分を荒らすやうでちよつと氣のひけたこともひけたが...
堀辰雄 「巣立ち」
...岡田の空想の領分に折々この女が闖入(ちんにゅう)して来て...
森鴎外 「雁」
...御領分の国々に宝も...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それらの領分や限界は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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