...私たちの仕事の領分が明確になっている...
...それは彼女の正当な領分だ...
...彼女は彼女の領分に従って行動するべきです...
...その問題は私たちの領分から出ている...
...私たちはそれぞれが自分の領分に責任を持つべきだ...
...「それは私の領分じゃないんですよ...
海野十三 「地獄の使者」
...此の尉は年頃御領分の中に住んで百姓をしております者です...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...このナイフはむしろ君の領分らしいね」「これは医者の方で白内障(そこひ)メスという奴だ」「そうだと思った...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...クリミアその他の蒙古(もうこ)地方もトルコ国の領分にして...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...がんりきお絹の逃げたのは甲斐の領分...
中里介山 「大菩薩峠」
...東洋画の領分かも知れませんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...廻りそこねてついに海の領分にまでいったん陥没するところまで行っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...新興のは新興の領分で出来得る限りを開拓して変化を添えるようなものになる...
夏目漱石 「文壇の趨勢」
...足の達する領分は引き掻(か)く事も心得にあるが...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...すでにシネマの領分に入つてゐる...
堀辰雄 「詩人も計算する」
...はじめての領分なのだから...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...もし我々が真に人生に必要な領分をその正しい自然の範囲に限ることを知れば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...途中行き逢うた所を領分の堺に立てようということになりました...
柳田國男 「日本の伝説」
...近畿は一帯に火吹竹の領分だったはずであるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...それをまれなる旅人の臨時の領分に提供したのである...
柳田国男 「雪国の春」
...いまでは徳川家(とくがわけ)のご領分だぞ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...おれの領分としてくれりゃありがたいが」「家康(いえやす)が夢(ゆめ)にまでみておそれている...
吉川英治 「神州天馬侠」
...で思い切ってニクエサの領分であるダリエン湾西岸に行くことになった...
和辻哲郎 「鎖国」
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