例文・使い方一覧でみる「頗」の意味


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...しかしその認めかたは常に(すこぶ)る滑稽(こっけい)である...   しかしその認めかたは常に頗る滑稽であるの読み方
芥川龍之介 「侏儒の言葉」

...(すこぶ)るの淡白者(きさくもの)で...   頗るの淡白者での読み方
石川啄木 「天鵞絨」

...しかし我が国民は権利に関する観念が(すこぶ)る幼穉(ようち)で...   しかし我が国民は権利に関する観念が頗る幼穉での読み方
大隈重信 「選挙人に与う」

...テニスに熱中したりして(すこぶ)る元気溌剌(はつらつ)たる娘時代を過したようであるが...   テニスに熱中したりして頗る元気溌剌たる娘時代を過したようであるがの読み方
高村光太郎 「智恵子の半生」

...それから先生と大将との間に(すこぶ)る珍妙な商談がはじまった...   それから先生と大将との間に頗る珍妙な商談がはじまったの読み方
太宰治 「黄村先生言行録」

...ついては一つ先生に媒妁の労をとっていただきたいという事をる無遠慮な口調でお願いした...   ついては一つ先生に媒妁の労をとっていただきたいという事を頗る無遠慮な口調でお願いしたの読み方
太宰治 「佳日」

...その勢ひる強大となり...   その勢ひ頗る強大となりの読み方
太宰治 「津軽」

...(すこぶ)る巧妙な話術を以て...   頗る巧妙な話術を以ての読み方
谷崎潤一郎 「武州公秘話」

...幅員る大にして細く數條をなして流る...   幅員頗る大にして細く數條をなして流るの読み方
長塚節 「草津行」

...(すこぶ)る得意に代助の思う通り口を動かした...   頗る得意に代助の思う通り口を動かしたの読み方
夏目漱石 「それから」

...空気の流通が(すこぶ)る宜(よろ)しくないので...   空気の流通が頗る宜しくないのでの読み方
二葉亭四迷 「露都雑記」

...以上の史料の載する所はる不完全であつた...   以上の史料の載する所は頗る不完全であつたの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...わたくしは霞亭に関する記載の(すこぶる)不完全なるを自知しながら...   わたくしは霞亭に関する記載の頗不完全なるを自知しながらの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...獨逸語で sittliche Entrstung といふと、る片腹痛い...   獨逸語で sittliche Entrstung といふと、頗る片腹痛いの読み方
森林太郎 「當流比較言語學」

...叱言(こごと)じみた事ばかり聞かされたので(すこぶ)る不平らしく見えたが...   叱言じみた事ばかり聞かされたので頗る不平らしく見えたがの読み方
夢野久作 「巡査辞職」

...る不完備であった...   頗る不完備であったの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

...(すこぶ)るな機嫌である...   頗るな機嫌であるの読み方
吉川英治 「牢獄の花嫁」

...且(か)つ傍(かたはら)に直下数丈の瀑布(ばくふ)ありて幅(はば)も(すこぶ)る広(ひろ)し其地の幽(いう)にして其景の奇(き)なる...   且つ傍に直下数丈の瀑布ありて幅も頗る広し其地の幽にして其景の奇なるの読み方
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」

「頗」の読みかた

「頗」の書き方・書き順

いろんなフォントで「頗」

「頗」の英語の意味


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