...本来江戸児とは比較にもならない頓馬(とんま)な地方人などに...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...この歩合は不正確だからといふので態々控へ目にして報告するほどの頓馬では無いだらうといふのである...
石川啄木 「葉書」
...態々(わざわざ)控へ目にして報告するほどの頓馬では無いだらうといふのである...
石川啄木 「葉書」
...いかに村民が馬鹿の頓馬で...
犬田卯 「瘤」
...あいつも随分頓馬な奴だから...
岩野泡鳴 「耽溺」
...ただ頓馬(とんま)なだけでね...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...なんぼ私が頓馬だっても...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...そしていつもの頓馬(とんま)さで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...頓馬だと言いおったな」相撲取が...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時小使が頓馬な顔つきでドアを開けて...
原民喜 「奇蹟」
...長謙さんは本の背皮のことしかわからない頓馬だから...
久生十蘭 「だいこん」
...お前さんみたいな頓馬でなくつたつて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...まったく私何て頓馬なんでしょう」重吉にこのことを話したら...
「朝の風」
...手と足で砂利の上を這うている頓馬(とんま)で其の癖素早い姿が...
室生犀星 「とかげ」
...その申し訳があまりにも頓馬でばかばかしいから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あっしのような頓馬にそんな名器が扱えるものじゃございません...
吉川英治 「江戸三国志」
...駕の用意をして来ねえなんて頓馬があるものか」「オ...
吉川英治 「剣難女難」
...いくら頓馬(とんま)の武大(ぶだ)でも...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??