...ヘルムートが「頓馬(とんま)」であることは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...頓馬(とんま)な生徒が二度も一つところを間違えたり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...身体と魂との不治の頓馬(とんま)さ加減に由来することが多いけれども...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は頓馬(とんま)でお坊っちゃんのまま人生に投げ出されたのだった……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分自身のことには一徹で頓馬(とんま)だったこの青年も...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...此の塩からを此様(こんな)皿に入れる頓馬はない...
永井荷風 「一月一日」
...間抜に背のたかい大人のやうな面をしてゐる団子屋の頓馬(とんま)が...
樋口一葉 「たけくらべ」
...間拔(まぬけ)に背(せ)のたかい大人(おとな)のやうな面(つら)をして居(ゐ)る團子屋(だんごや)の頓馬(とんま)が...
樋口一葉 「たけくらべ」
...まがひも無(な)き大黒屋(だいこくや)の美登利(みどり)なれども誠(まこと)に頓馬(とんま)の言(い)ひつる如(ごと)く...
樋口一葉 「たけくらべ」
...一同の前で成程わしは頓馬だと公然自分を罵った...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...頓馬な百姓め、ほくほくもので悦に入りをつただが、売りもののバタはからつきし、値踏みひとつする者もねえ始末さ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...お前さんみたいな頓馬でなくつたつて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...まったく私何て頓馬なんでしょう」重吉にこのことを話したら...
「朝の風」
...頓馬をされてあとであやまられるなどということは馬鹿らしいことであり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それがなければ土台出ない話だとユリの頓馬ぶりをお感じになるかもしれないと思う...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...軽い頓馬な愁いをふと矢代に感じさせた...
横光利一 「旅愁」
...頓馬(とんま)火を放(つ)ければ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...頓馬(とんま)な大きな眼や...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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