...頓馬(とんま)な奴...
岩野泡鳴 「耽溺」
...あいつも随分頓馬な奴だから...
岩野泡鳴 「耽溺」
...……頓馬野郎! (ポポーを見て...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...私のことを頓馬だなどとはまさかおっしゃるおつもりじゃありますまいね?」と...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...そしていつもの頓馬(とんま)さで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分の言葉の馬鹿げた頓馬さよりも...
豊島与志雄 「反抗」
...頓馬(とんま)だねえ」お角さんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...頓馬だと言いおったな」相撲取が...
中里介山 「大菩薩峠」
...よくいる頓馬なパリジャンで...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...君が頓馬でそこらにあるガラクタを盗んだとする...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...それを持つて買ひに行くのだと頓馬(とんま)を現はすに...
樋口一葉 「たけくらべ」
...まがひも無き大黒屋の美登利なれども誠に頓馬の言ひつる如く...
樋口一葉 「たけくらべ」
...長謙さんは本の背皮のことしかわからない頓馬だから...
久生十蘭 「だいこん」
...あの頓馬な笠原がそこまでの芸当をやってのけるかどうか...
久生十蘭 「雪間」
...山ほどもある頓馬ぶりを手ぎわよく束(たば)ねて見せてくれる者があったら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おらあいまでも頓馬(とんま)でぐずで能なしなんだ...
山本周五郎 「さぶ」
...誰でも気がつきそうなものまで忘れた南のその頓馬(とんま)な失策が...
横光利一 「旅愁」
...頓馬(とんま)火を放(つ)ければ...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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