...俳句などというものは当意即妙で頓知(とんち)さえあればできるもののごとく心得ている人がずいぶんありますが...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...むしろ頓知などという言葉とは反対に...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...中でもっとも頓知というようなことに遠かった人は去来(きょらい)のように考えられます...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...大抵面白い作品であることは事実であるが、その面白さ、その興味は、冒険的なもの、怪奇的なもの、感傷的なもの、頓知的なもの、其他勇壮も悲愴も悉く、偶然の機会にかかってるといってもよい...
豊島与志雄 「少年文学私見」
...」と市民はその頓知(とんち)を得意そうに言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この犬の尾(お)のふり方にはたいていの人の舌(した)や口で言う以上(いじょう)の頓知(とんち)と能弁(のうべん)がふくまれていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...ラザルスごとき頓知奇(とんちき)の忰(せがれ)が何で怖かろう...
南方熊楠 「十二支考」
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