...妙子は婆さんに頓着せず...
芥川龍之介 「アグニの神」
...何事にも頓着せずして面白げなる擧動を見て...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...こちらはそれには頓着せず...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...男は彼女が笑うのには頓着せず...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...東洋と云ひ西洋と云ふ歴史的事實に頓着せず...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...それにも頓着せず...
田山花袋 「朝」
...家の衰へて行くのにも頓着せず...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...恐しい毛臑(けずね)を頓着せずに露(あら)はして居るが...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...猶(なほ)ぐづ/\に埋窟(りくつ)を云ひ懸くるにも頓着せずに...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...そんなことには少しも頓着せずに...
田山花袋 「道綱の母」
...小生はそういうことに頓着せずして彼是十年も経たろう...
中里介山 「生前身後の事」
...講義半ばの空気を壊したことをも頓着せず...
中里介山 「大菩薩峠」
...返事のないことにも頓着せずに...
中里介山 「大菩薩峠」
...某家の主人は内行に頓着せずして家事を軽んじ...
福沢諭吉 「日本男子論」
...風雨に頓着せず仕事を果すやうにと私を勵(はげ)まして呉れるのであつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...そんなことに頓着せず...
三浦環 「お蝶夫人」
...棹や櫂にはいっこう頓着せず...
山本周五郎 「青べか物語」
...其(それ)等には頓着せず...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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