...相応(かなり)な資本(もとで)を父から頒(わ)けられると...
薄田泣菫 「茶話」
...この犬と二人で頒(わ)けて食べてから...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「幻想」
...」お神が窓から投(ほう)りこんでくれたお菓子を妹たちに頒(わ)け...
徳田秋声 「縮図」
...すべての財宝を頒(わか)ちてわれの後より来たれ』と言ってある...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...鶏は餌をその友に頒(わか)つことを知っているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれの物として頒(わか)ち置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...故ニ先ヅ※余ヲ汝ニ頒ツテ以テ平生ノ労ニ酬ユ...
成島柳北 「祭活字子文」
...ジヤンケンで頒けてやらうと云つても...
濱田耕作 「石鏃の思出話」
...男子の諸君はチラク自治(スワラジ)基金への大部分の頒前を負擔した...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「印度の婦人へ」
...同年十二月に「新律綱領」と題して頒布せられた...
穂積陳重 「法窓夜話」
...煙草に関する禁令をも天下に頒った...
穂積陳重 「法窓夜話」
...因って退陣事終って一同の所獲を頒(わか)つと察す...
南方熊楠 「十二支考」
...芭蕉は掘り返され近所のほしい人にも頒け...
室生犀星 「生涯の垣根」
...これを頒つ」といふことが書いてある...
吉川英治 「折々の記」
...ほんとの茶を頒(わ)けていただきたいのです」彼の声は...
吉川英治 「三国志」
...部下の全将士に頒(わ)けて今年の労を犒(ねぎ)らい...
吉川英治 「新書太閤記」
...銀の籠目(かごめ)の火屋(ほや)を掛けた手炉の端をそっと頒(わか)つぐらいなものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...身寄りの老幼に頒(わ)け与え...
吉川英治 「新・水滸伝」
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