...新聞、雜誌の發行も、書籍、册子の著述、頒布も、演説も、集會も皆此時勢の推移し、社會の進化する所以の來由と歸趨とを説明し、之に關する智識を養成するのです...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...頒(わか)ち与えてくれた...
寺島柾史 「怪奇人造島」
... 天朝より開板して天下へ御頒示(はんじ)成(な)されたしと頻(しきり)に祈念(きねん)仕り居られ候...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...過去の傑作を廉価に頒布(はんぷ)するのは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その頃朝廷から新律綱領が頒布されたので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...一体学制の頒布は第一に小学教育の普及を主眼としていたのであるが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...野のはて夕暮雲かへりてしだいに落ちくる夕雲雀の有心(うしん)の調さへしづみゆけばかすかに頬(ほほ)うつ香ひありて夜の闇頒ちて幕(とばり)くだる...
萩原朔太郎 「感謝」
...同好の士に頒つと云...
福沢諭吉 「帝室論」
...その前に頒布会といふものをやりたいと云ひ...
牧野信一 「朝居の話」
...少しでも人の労を頒とうと近づく者たちがある...
柳宗悦 「工藝の道」
...氏の蔵書の中から頒けてくれた...
柳田国男 「故郷七十年」
...これを頒つ」といふことが書いてある...
吉川英治 「折々の記」
...玄徳は将士に恩賞を頒(わか)ち...
吉川英治 「三国志」
...この栄を留守の関羽に頒(わか)つことも忘れなかった...
吉川英治 「三国志」
...悉(ことごと)く頒(わ)けてやって...
吉川英治 「新・水滸伝」
...神酒(みき)をお頒(わ)けするのだ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...諸人と共に汲み頒(わか)とうという願いにほかならないのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...天平末に政府が吉祥天女画像を国分寺に頒(わか)ったごときはその一端であろう...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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