...何ぞ其頑童の号叫するが如くなる...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...やがて大声を立てて頑童(がんどう)の如(ごと)く泣きおめき始めた...
有島武郎 「カインの末裔」
...悪戯な頑童(わんぱく)どのに頸へ縄をくゝし附けられて病院の原に引摺られ...
内田魯庵 「犬物語」
...傘を車の輪のように地上に回して来る頑童(わっぱ)もあれば...
田山花袋 「田舎教師」
...「あれは何だね」折から子供を背負つた十歳(とを)ばかりの洟垂(はなたら)しの頑童(わんぱく)が傍(そば)に来たので...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...秀才も頑童(がんどう)も...
中里介山 「大菩薩峠」
...また別な頑童共が...
中里介山 「大菩薩峠」
...弁当箱をポンと抛(ほう)り上げてはチョイと受けて行く頑童(いたずら)がある...
二葉亭四迷 「平凡」
...そこの柵外に遊んで居た洟垂(はなつた)らしの頑童共(わんぱくども)が...
二葉亭四迷 「露都雑記」
...三人の娘はいつも清楚な服装で頑童の僕さへきちんと整つた身なりをしてゐた...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...貧家にありては頑童(がんどう)黠児(かつじ)に交り...
箕作秋坪 「教育談」
...頑童(がんどう)はしばし黙然としていたが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索