...するとルウズ氏は頑強に...
芥川龍之介 「長江游記」
...凍りついた雪は頑強にその抵抗を継続した...
石川欣一 「針の木のいけにえ」
...かの肅々(しゆく/\)として頑強に巓(いただき)を極めむとする歩(あゆみ)を...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...僕ら二人はお互いに対しては意地を張って頑強にねばるが...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...頑強におれというものを拒否してるみたいだ」校庭で亀田君あたりとキャッチボールをしている...
梅崎春生 「凡人凡語」
...半次はお千殺しを頑強に否認しつづけたが...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...頑強に立憲的運動に反抗した墺太利(オーストリア)も普魯西(プロシア)も日耳曼(ゲルマン)列国もことごとく敗北して立憲政治を施(し)くに至った...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...頑強に池の面ばかりを眺めて...
太宰治 「乞食学生」
...頑強にそれを廻わした...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...之を推し退(の)け頑強に拒まん者は許されじ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...頑強になったものだ!昨日...
中島敦 「光と風と夢」
...頑強にそれを拒(こば)み續けるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頑強にはね飛ばしました...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...あまりにも早く――どんなに頑強に...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...頑強に遣っていて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それ以来降っても照っても頑強に押しかけて来たので...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...頑強にふせぎ戦って一歩もひかない...
吉川英治 「私本太平記」
...頑強にもちこたえて来た今川方の大高城が...
吉川英治 「新書太閤記」
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