...とにかく彼はそう頑強に言い張る...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...また頑強にぬけ出そうとしないのです...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...頑強に立憲的運動に反抗した墺太利(オーストリア)も普魯西(プロシア)も日耳曼(ゲルマン)列国もことごとく敗北して立憲政治を施(し)くに至った...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...と頑強に言ひ張つた...
太宰治 「思ひ出」
...ひろく頑強に支持されるにちがひない要素を持つてゐて...
太宰治 「「人間キリスト記」その他」
...パーヴェル・パーヴロヴィチは頑強に默りこくっていた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...頑強にそして平然と否定した...
豊島与志雄 「朝やけ」
...我がなみならぬ頑強に...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...頑強に口を緘(つぐ)みましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...頑強にそれを拒(こば)みつづけるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これは頑強にポンポン言っておりましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...実際に、運命の太い絆で、グイグイと人情の谷間へ引きずりこまれ、暴力世界に投げこまれながら、頑強に、父はバーバリズムとたたかって、庶民の仕事師として生き抜き、素朴ではあるが、富や権力におもねらない正義感を抱いて、一生を終ったのである...
火野葦平 「花と龍」
...頑強に犯人の引渡しを要求している...
牧逸馬 「双面獣」
...どこの国民よりも頑強に戦うように仕込まれているラケダイモンの歩兵の実例をあげた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...貰いさげのほうはかつ子が頑強に沈黙したままなので...
山本周五郎 「季節のない街」
...小田原城が重囲のうちにあってなお頑強にたたかっているとき...
山本周五郎 「日本婦道記」
...孟達が頑強に拒(こば)んだため...
吉川英治 「三国志」
...「とんと頑強に見ゆるが...
吉川英治 「新書太閤記」
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