...頑固に野蠻未開を守護して文三の歸るまでやはり同じ大きな聲でおけさをうたつてゐて貰ひたいと思つて居ます...
江南文三 「相川おけさ」
...頑固に反対するのである...
太宰治 「令嬢アユ」
...いぎりすらしく頑固に...
谷譲次 「踊る地平線」
...『どんな危険がありましたか?』とわたくしは頑固に言つてやりました...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...そこで世人(せじん)が突込んで実際は伯爵が生きているんじゃないかと訊くとゴーは頑固に首をふってそんなはずはないという...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...彼は頑固にその卑賤な境界を固守した...
豊島与志雄 「過渡人」
...」そして頑固に徒歩主義を続けているうちに...
豊島与志雄 「香奠」
...なお頑固に生きんとつとめる肉体の最後の息吹(いぶ)き...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...役人の声を聞くたびに頑固に頭を振りつづけました...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...それでも頑固に口を緘(つぐ)んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その白いパンを頑固に拒否してゐる...
林芙美子 「瀑布」
...そんなふうに原則を頑固にまもって...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...四ロンドンは頑固に腰を据え...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...アンナ・リヴォーヴナはしばらく頑固に黙っているナースチャの顔を見まもり...
「赤い貨車」
...×手ばなしでなぐられる金しばりの中で頑固に自らを試煉する...
宮本百合子 「歌集『集団行進』に寄せて」
...それでもぎざぎざは頑固にぎざぎざしている...
宮本百合子 「毛の指環」
...若い頃から頑固に抱いていたそれが...
吉川英治 「源頼朝」
...人は頑固になるという危険を防ぐことができる...
和辻哲郎 「孔子」
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