...ますます頑固になって行く傾向がある...
梅崎春生 「記憶」
...かなり福次郎の気持を頑固にしていた...
梅崎春生 「狂い凧」
...最後まで川上機関大尉のいいつけを頑固に守り通したのだった...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...大通りは頑固に舗装され...
海野十三 「深夜の市長」
...エセックスは頑固にいい張り...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...」頑固に言い張るのだ...
太宰治 「新郎」
...彼は頑固にその卑賤な境界を固守した...
豊島与志雄 「過渡人」
...爺さんは頑固にそう信じていた)それで先生は(と私のことを言って)院長さんとコンパニイ(友達)だから...
中島敦 「南島譚」
...妙子さんは返せない」私は頑固に言い張りました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...土藏は頑固に扉を閉したまゝ沈默して居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...東側の雨戸も恐ろしく頑固に凍り付いて居たが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼れが頑固に返答した...
松永延造 「ラ氏の笛」
...アンナ・リヴォーヴナはしばらく頑固に黙っているナースチャの顔を見まもり...
「赤い貨車」
...黙りこくって頑固に自分の前を見つめて歩いた...
「海流」
...貞之助の頑固に毛ばだった眉毛を思い出させる不揃いの文字で罵倒しているのであった...
「小祝の一家」
...登は頑固に家へは帰らなかったので...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...以来頑固にひとり日本語を押し通して用を足す反抗をつづけてみたが...
横光利一 「旅愁」
...近江源氏の血を今も頑固に誇っている老人だが...
吉川英治 「源頼朝」
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