...ステンダールは頑固なる公教的教育に反抗して育つて來たために...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...――頑固な男なのは残念だが...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...これはいかにも人情味のない頑固なやり方のようだが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
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高村光太郎 「智恵子抄」
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峠三吉 「原爆詩集」
...頑固な父が世を去ってからは妹お豊を妻にした店の番頭が正直に相模屋の商売をつづけていた...
永井荷風 「すみだ川」
...「頑固なやつだなあ! 改心しなければ死んでしまうぞ」と少しは心配になってやさしく言い聞かせましたが...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...七十くらいの頑固な老人の意見としては...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...頑固な鉄砲風呂で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...性根に頑固なところがあつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...譬(たと)え話になるような頑固な名人気質...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...頑固な課長も、我等の主人公のために当局に奔走してくれるようにさえなり、間もなくチチコフには、たまたま空いた課長の椅子が与えられることになった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...頑固な兵士は本音しか言わない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...皺のある大きい老職工の顔のかぶさった肉体的な全容積と頑固な形をしているくせにその仕事にかけての巧妙さを語る大きい手先とが...
宮本百合子 「ヴォルフの世界」
...まあ何んて頑固なのだろう」と思うのだが...
矢田津世子 「神楽坂」
...その妻女のツル子というのは、頑固な、グロテスクな顔をした蟹口とは正反対に江戸前のスッキリした別嬪(べっぴん)で、この上なしの亭主孝行、又蟹口も自烈度(じれった)いくらいの嬶(かかあ)孝行というのが評判であった...
夢野久作 「衝突心理」
...夫婦の頑固な築石(つきいし)とならずにいつまでも恋する仲で居ませうよ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...とても怖い頑固な容貌をしてゐるさうです...
吉川英治 「折々の記」
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