...平生(へいぜい)頑健な上に右眼を失ってもさして不自由しなかったので...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...戸外でたいがいくらしている粗野で頑健な種族のために住みごこちのよい家が...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...生れて以来薬と云う物を口にしたことがないと云うくらい頑健な男であった...
田中貢太郎 「位牌田」
...頑健な胃をいためてしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...吾々の眼には頑健な彼の姿のみが映る...
豊島与志雄 「三木清を憶う」
...身体の頑健な者でないと勤まらない...
火野葦平 「花と龍」
...頑健な体格のジョン・ハンプデン下院議員が立腹して事務所をうろうろしていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...あれほど頑健な、あれほど負けぎらいな先生も、打ちつづく物質的精神的の打撃に疲れはて打ちひしがれてしまったのであろう...
武者金吉 「地震なまず」
...頑健な骨ぐみをしている...
吉川英治 「大岡越前」
...ここになお頑健な歯のように...
吉川英治 「三国志」
...頑健な体格といい...
吉川英治 「新書太閤記」
...頑健な顎骨(がっこつ)が...
吉川英治 「親鸞」
...骨ぐみの頑健なことは...
吉川英治 「源頼朝」
...お弱くおられるか」「御頑健な質(たち)でおられますが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...頑健な棟木(むなぎ)...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あの頑健な腕で抱えて...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
...妾にはそれが頑健な小猫のような肉欲的な女に思われたのです...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
...ロダンさんの頑健な腕と異常な人格にお委(まか)せしました...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
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