...触れるばかりにのそりのそりと自分のそばを通って行く冷やかな頑丈な男はいったい誰であろうかと...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...我々は頑丈な、石垣の間の通路をぬけ、幅の広い石段を上って、主要な城へと導かれた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...芋虫とビール樽との混血児のような頑丈な潜水服をつけて...
海野十三 「地球発狂事件」
...他の縦半分(たてはんぶん)には頑丈な檻があって...
海野十三 「爬虫館事件」
...頑丈な鉄ごうしがはめてあります...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...ここばかりは今年の冬に新しく改修されたたっぷり一丈はあろうと思われる高い頑丈な石塀にケバケバしくとりまかれていた...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...頑丈な鋼鉄製のかんぬきが三つ取り付けられていて...
オー・ヘンリ O. Henry 大久保ゆう訳 「罪と覚悟」
...頑丈な鋼鉄の扉が見える...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...一本一本頑丈な枠形の支柱に圍まれて勢よく伸びてゐる...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...チェレークは不意に頑丈な手で取り押へられてゐた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...もつと頑丈な身體の人間よりも...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...テーブルは頑丈なマホガニー製だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...頑丈な岩にへばりついて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...(マルティアリス)頑丈なお墓の下の穴のなかに逃げこんで運命の攻撃を避けるのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...相撲のように頑丈な躯をした男で」「その」といちばん若い運転手が訊いた...
山本周五郎 「青べか物語」
...頑丈な小机以外にはこれといって眼につく物はなかった...
山本周五郎 「季節のない街」
...頑丈な船乗(ふなのり)の体も...
吉川英治 「宮本武蔵」
...コルテスはこの頑丈な建物の要所要所を固め...
和辻哲郎 「鎖国」
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