...だが、処罰が二人前になって十分にふりかかるのは、生意気な、頑丈な、片意地な、尻(しり)の大きいオランダ人の腕白小僧だった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...頑丈な石の土台の上に乗り...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...頑丈なきめの細かい木材が必要な際には...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...マツチをするその時大きな鼻と頑丈な手とが明かに照らし出された...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...上原稔の骨張った頑丈な手を握りました...
豊島与志雄 「乾杯」
...彼等の節くれ立った頑丈な指先を見て...
豊島与志雄 「湯元の秋」
...ネルロのきゃしゃな手足は痺れパトラッシュの頑丈な脚も氷柱で傷ができました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...たださえ頑丈な身体が益々(ますます)丈夫そうになっていた...
中谷宇吉郎 「由布院行」
...それに樫(かし)の頑丈な箱の目方を加えると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...背の高い頑丈な男で」「身なりは?」「茶がかった万筋(まんすじ)の古い袷(あわせ)のようでしたが」「それっきりか」「その男が見えなくなると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これはまた四周一面頑丈な土壁で衛(まも)られていた...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...頑丈なジプシイが二人がかりで女房の両腕を押へてゐるのを見て...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...頑丈な赤いものが...
平出修 「夜烏」
...マホガニの頑丈な柱が支へた寢臺は深紅色(しんくしよく)の緞子(どんす)の帷帳(カアテン)が垂れて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...作業の時に使用するのはたいてい医局から交付された頑丈なのを用ゐ...
北條民雄 「癩院記録」
...ただ昔のような頑丈な金具は跡を断ちました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...樫材(かしざい)の頑丈な造りで...
山本周五郎 「風流太平記」
...金縁の鼻眼鏡に斑白の顎髯のある頑丈な中年輩の紳士であった...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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