...須臾の間に彼女は去ってしまった...
...彼の顔には須臾の表情の変化が見られた...
...仕事中は、須臾の暇もないほど忙しい...
...風景が変わる須臾のうちに、列車はかなりのスピードで走っていた...
...緊急時には、須臾の遅延も許されない...
...爲す可きことを持つてゐる者には六七十年の歳月は須臾にして流れ去るであらう...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...須臾(しゅゆ)のまに大方の提灯を吹き飛ばし...
泉鏡花 「凱旋祭」
...幕府は須臾(しゅゆ)もこれが警戒を怠らなかった...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...須臾(しゅゆ)にして自ら堕落し滅亡したのである...
大隈重信 「文明史の教訓」
...早朝雪降りしが須臾にして歇む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...杖に倚って佇立(たたづ)む事須臾(すゆ)なり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...吾ガ生ノ須臾(しゆゆ)ナルヲ哀(かなし)ミ...
中里介山 「大菩薩峠」
...須臾(しゅゆ)にして...
福田英子 「妾の半生涯」
...それは須臾の間にそれからそれへ喧伝されて...
牧野信一 「月あかり」
...いづれは須臾にして消えゆく私の運命ではないか...
三木清 「人生論ノート」
...王境内虎災大きを救えと乞うと入定する事須臾(しゅゆ)にして十七大虎来る...
南方熊楠 「十二支考」
...不断首を截(き)られるとまた首が生え須臾の間に頸が大海に満つその苦しみ言うべからず...
南方熊楠 「十二支考」
...珍目を閉づるに須臾(しゅゆ)にして閻羅(えんら)王所の門に至り北に向って置かる...
南方熊楠 「十二支考」
...須臾(しばし)を待つ間を...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...須臾(しゅゆ)にして...
吉川英治 「三国志」
...あれから須臾(しゅゆ)の間に...
吉川英治 「私本太平記」
...須臾(しゅゆ)のまに...
吉川英治 「私本太平記」
...須臾(しゅゆ)の間にまた同じ所を...
吉川英治 「新書太閤記」
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