...また気が変ったから今度は須田町(すだちょう)で乗換えて...
芥川龍之介 「田端日記」
...須田町から尾張町まで電車と競争してから...
石川欣一 「可愛い山」
...須田町の乘換に方角を忘れて...
石川啄木 「天鵞絨」
...この須田町の秩序正しい青年団に対比して...
海野十三 「空襲葬送曲」
...」須田の細君もお附合いに同じようなことを言って笑っていたが...
徳田秋声 「黴」
...相当にうてる須田に六目も置かせる腕前である...
豊島与志雄 「自由人」
...須田がもうすっかり酔っ払って...
豊島与志雄 「自由人」
......
中谷宇吉郎 「赤倉」
...須田君に昨日(きのう)の御礼を述べた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...─看守長の須田安太郎氏の御案内で...
林芙美子 「新生の門」
...主人役の伊沢元仏蘭西領事と山川の教え子だった伊沢の細君の安芸(あき)子、須田理学士、貿易再開で近くリヨンに行く森川組の笠原忠兵衛、シンガポールの戦犯裁判で、弁護団側のマレー語の通訳をしていた岩城画伯などがやってきたが、定刻をすぎても、当の山川はあらわれない...
久生十蘭 「蝶の絵」
...須田が欠伸まじりで伊沢の細君に...
久生十蘭 「蝶の絵」
...私が須田町でタクシーを降りたときはもう夜(よ)はすっかり明けはなれていた...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...須田村桃太郎が病気で退座するとの届...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...須田町方面行の電車へ乘るのを見屆けて...
正宗白鳥 「雨」
......
三浦環 「お蝶夫人」
...然し決して組立てに成功出来る須田ではなかった...
「一本の花」
...地方から東京へ初めて出た人が須田町の踏切でうろうろするのは巴里(パリイ)に比べると未(ま)だ余程(よほど)呑気(のんき)である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??