...」と、小判十枚ならびに包紙を客に押しつけ、客はいちいちその小判の重さに驚き、また書附けの軽妙に感服して、順々に手渡し、一句浮びましたという者もあり、筆硯(ひっけん)を借りてその包紙の余白に、貧病の薬いただく雪あかり、と書きつけて興を添え、酒盃(しゅはい)の献酬もさかんになり、小判は一まわりして主人の膝許(ひざもと)にかえった頃に、年長者の山崎は坐(すわ)り直し、「や、おかげさまにてよい年忘れ、思わず長座を致しました...
太宰治 「新釈諸国噺」
...順々に計重器のうえに立たされて...
谷譲次 「踊る地平線」
...親指から小指まで順々に...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...順々に舞台へ出てくる...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...留守の者が順々にもいで食べていた...
豊島与志雄 「樹を愛する心」
...死んじゃ大変だ」までが順々につながって来て...
夏目漱石 「坑夫」
...二十四鏡がそれからそれへと順々に回った時...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...死体を取囲んだ五六人の顔を順々に照らして行きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五平次はそれから順々に家中の者に逢ってみました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...赤い着物から順々に青とか縞(しま)とかによくなってゆくのだそうですが...
林芙美子 「新生の門」
...側用取次というふうに順々に手渡しされ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...甲板の下は横墨(よこずみ)と船梁で区切って、舳から順々に、表ノ間、胴ノ間、※(はざま)ノ間、艫ノ間と四つの間に別れ、表ノ間は座敷ともいい、八畳間ぐらいの畳敷で船頭がいる...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...手近な家からそこの戸を順々にたたいた...
本庄陸男 「石狩川」
...順々にお使いになれます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それがまた鮮やかなもの、悠々と萌黄真田(さなだ)の胴締を解き、黒繻子(くろじゅす)の風呂敷を開いて桐まさの薬箱、四段抽斗(ひきだし)、一番下から銀のさじに銀の文鎮、四角に切った紙を箱の上に八、九枚、上の抽斗に行儀よくしまった袋入りの草根木皮を三、四種、順々に取りだし、銀のさじで少しずつ盛ってゆく手際は、まったく見事で我々子供ながら面白く、いつも傍へ畏まって見物した...
山本笑月 「明治世相百話」
...順々に最後の大石瀬左衛門の切腹が終ったのは...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...順々に廻して酌(つ)ぐ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...何か、ひとりで頷(うなず)くと、彼は、笛掛けに架けてある無数の横笛へ手をのばして、上から順々に、緻密(ちみつ)な眼(まな)ざしで調べはじめた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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