...それから新しい四基の石塔に順々に水を注いで行った...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...一番下の竈に火をつけると熱は順々にそれぞれの竈を通りぬけて...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...黄ばみ戰(わなゝ)く月日をば順々に落してゆく...
レミ・ドゥ・グルモン Remy de Gourmont 上田敏訳 「落葉」
...三人は順々に小皿を取って飲んだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...私がもすこし佳(よ)い仕事が出来るようになってから順々に書いてみたいと思っている...
太宰治 「帰去来」
...いかがです、順々にこれを、てのひらに載せてやって下さいませんか...
太宰治 「新釈諸国噺」
...順々に全部の塾生たちに摩擦してまわるのである...
太宰治 「パンドラの匣」
...一同座敷の片側へ一列にならんで順々拝が始まる...
寺田寅彦 「祭」
...皆の姓名を順々に聴きただしていって...
豊島与志雄 「反抗」
...それからそれへと順々に押され押されてかく発展を遂げたと言わなければならないのです...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...二十四鏡がそれからそれへと順々に回った時...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...海も陸も東から西へ順々に沸騰して行きつつあるに相違無い...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...上から順々に子供が見えなくなって行くところをみると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...順々に抜いてカンパイしてゆくあざやかな呑みぶりである...
林芙美子 「新版 放浪記」
...というようなことが順々に語られてゆく間に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...改めて扶持高(ふちだか)の者から順々に一名ずつ書記机(しょきづくえ)の前へ呼んで...
吉川英治 「江戸三国志」
...何?」「あんぱん」「煙草」「ナイフ」「ピストル」梯子の下から順々に註文した...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...そして異心なき旨をちかい、順々に、名乗りあった...
吉川英治 「新書太閤記」
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