...授(さず)けて頂くがね...
芥川龍之介 「運」
...見て置いて頂く方がいいのです」「あなたが御覧なすって...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...厄除の御守りを頂くので御座いますよ」と目顔(めがお)で注意を加えた...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...それで当分薬局を手伝って頂く事にしたの...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...そこにルゾマクス・プケと称する四時雪を頂く休火山があり...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...ちょっとした酒肴を頂く事もあった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...予(あらかじ)め呑み込んで頂くために...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...こんなに親切にして頂くんだから何もかも言ってしまいますわ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人総七の死にようがあんまり不思議でなりませんから親分さんに来て頂くように申付けました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さう御親切にして頂くと私も染井くんだりから來た甲斐(かひ)があります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...年にいくらの御手當を頂くと思ふ?」「へエ――」「こんなのを持つて來るのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...見せて頂くと、神田へ帰って、銭形の親分に、飛んだ良い土産話になります」八五郎も近頃は、こんな世辞が言えるようになったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...帝国劇場での第一回公演には坪内逍遙先生の新舞踊劇「浦島」をさせて頂くおゆるしをうけた...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...僕は貴女にちょっとお力添えを頂くだけで結構です...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...今日はもう帰るから」「あたしの頂く分はどうなるんです」「それはこの次に話そう」「播磨屋へ入れるお金は」「明日にでも来るから...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...湖月亭の大人に添削をして頂くようにさえなった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...酒は飲まぬか」「頂戴いたします」酒は頂くが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...奥様から頂くいろいろの秀れた美くしい薔薇の花に比べ得るものでも無いのですが...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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