...その響きがまことに珍妙なのである...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...忽ち起る爆発音と大水柱と大きなうねりとの交響楽(こうきょうがく)!巨艦(きょかん)の姿は...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...遠くの波打際から響いて来る単調な波の音の外には何の物音もない...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...広々とした都会の空気と音響とに取巻かれて...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...汽鑵台の音響がはげしいものですから...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「十時五十分の急行」
...防寨(ぼうさい)を攻撃してる大砲の響きだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...毫(ごう)も古典的(クラシカル)な響を私に与えなくなった...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...又意義ある文明の為の衝突とも見做(みな)す事の出来ない此(この)砲火の響を...
夏目漱石 「点頭録」
...重い靴の音が二た足ほど沓脱(くつぬぎ)に響いたと思ったら「ちょっと頼みます...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...聲に癖がある――不思議な錆(さび)のある一寸響く聲だ」「――」「矢の根五郎吉はわけもなく捉(つか)まつたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どんなに明日の課業に影響するかを思って...
葉山嘉樹 「死屍を食う男」
...心においてのみ影響を及ぼすこと...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...山の霧寂滅為楽としも云ふ鐘の声をば姿もて告ぐ祇園精舎の鐘の声諸行無常の響ありといふ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...海にも月が影響する...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...私の性格にいちじるしい影響を与えずにはおかなかった...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...今夜は」話し手の声には絶望的な響きがあった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...不断に轟々然たる物凄まじい響きを挙げて回り続けてゐる水車であつたから...
牧野信一 「バラルダ物語」
...それが労働貧民に影響する限りにおいて...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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