...空気をはね返すように響き渡りました...
芥川龍之介 「河童」
...竿の脈の響を、マツサアージなり、電気治療なりとし、終日日に照されるを、入湯と見れば、廻り遠い医者の薬よりは、其の効神の如しです...
石井研堂 「元日の釣」
...おそらくこの人の影響だと思ひますわ...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...異国の言葉のように耳新しく響くのである...
太宰治 「古典竜頭蛇尾」
...過去と未来が奇(きく)しく交響する...
谷譲次 「踊る地平線」
...ピシンと鞭(むち)ではたくような銃声が響く...
寺田寅彦 「映画芸術」
...がーんと頭のしんまで響き渡った...
豊島与志雄 「神棚」
...怒る響と共に薄黒く認めらるる位なれば櫓の周囲は...
夏目漱石 「幻影の盾」
...それが今までの気分を一度に吹き散らす風のように響いた...
夏目漱石 「明暗」
......
野口雨情 「都会と田園」
...何處からともなく微かに水の音が響きます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いずれも非常な反響を呼びおこし...
久生十蘭 「湖畔」
...その作用と影響を促進し得る他の原理によって援助されることが必要なのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...調子に響があツて...
三島霜川 「平民の娘」
...痛々しい響(ひびき)ばかりが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...一刀流の小野と音に響いただけのものはある――などと褒めて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一種何ともいえない音響をもち...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...階子段の下で珍らしい音の鳴り響くのを聞いた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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