...像姑相公同音相通ず...
芥川龍之介 「骨董羹」
...国音相通ずるより...
高木敏雄 「比較神話学」
...それは「はな」「はな」国音相通ずるところが一句の趣向でそこが洒落(しゃれ)になっているのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...五音相通といへば...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...五音相通説から脱却して...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...音律はある程度まで現わし得るかも知れませんが、音相に至っては、今のところ呆然自失(ぼうぜんじしつ)するばかりです...
中里介山 「大菩薩峠」
...それがナニヌネの五音相通ずる音便によって昔どこかでサナカズラと呼んでいたのではなかったろうかと推量の出来ないこともあるまいように感ずる...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...すなわちこの間違の起りは文徳(もんとく)天皇御一代の歴史を書き集めた『文徳実録』の著者が一つの因縁話を仕組みホウコとハハコと音相近きを以て本来のホウコグサをモジッテ母子草としたのが始まりである...
牧野富太郎 「植物記」
...国音相近きを以てなるのみならず...
南方熊楠 「十二支考」
...音相学(おんそうがく)の書物を見た...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...音相があるというのがその学説だ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...人間の音相学を、馬に当てはめようとしても、無理だろう』『いや、鶏鳴(けいめい)や、犬声は、却って霊感のはやいものだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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