...さらばの音取(ねとり)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...鋸山、唐松、鬼柳、音取、泥臼、狐岡、寄生木――山を登り降るにつけて、そんな滑稽とも怕ろしとも云ひ難い名前の村々を踏み越えて漸く怒山へ達するのだ...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...はぢめてその音取といふ苗字を知つた次第でありますが...
牧野信一 「月あかり」
...音取かく――と見る場合妙なぎこちなさを覚えるのです...
牧野信一 「月あかり」
...それも定つて音取とあるわけではなく...
牧野信一 「月あかり」
...ほんの少しばかり音取かくに就いての私の回想をお聴き下さい...
牧野信一 「月あかり」
...私たちは共々に幼年のころ音取かくに育てられました...
牧野信一 「月あかり」
...おかくへの義理合ひのために直ぐにも音取家へこのまゝ進呈して...
牧野信一 「月あかり」
...多少なりと音取家の為になるならばそれで結構なのですが...
牧野信一 「月あかり」
...倅音取柚太こと度々ながら貴殿の御迷惑を病し汗顔至極の至りに御座候も来る××日夕刻同伴の上参上致しその節万々申し上ぐべく候故...
牧野信一 「月あかり」
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